毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

「自分が大事過ぎる」思考のサイクルを止める。不安・身体・自己肯定感

「自分はどうしていつもダメなんだろう…」「このままだと自分は…」みたいな、「自分が大事過ぎる」思考は、あんまり役に立たないので止めた方がいい。というお話しです。

 

ここでは、「自分が大事過ぎる」というのと、「自分を大事にする」というのを分けて考えています。自分が大事過ぎるというのは、自分がどう見られるかとか、いつも自分の事を気にしていて、もっとすごい自分、もっと出来る自分、になろうとして、自分の事ばかりになってしまっている事です。自分を大事にするというのは、自分を自分自身で客観視して、自分に対する強いこだわりから離れて自分を観ています。

 

いつだって自分が大事過ぎると、周りを見て比較して上手くいっていない自分に不安になるし、自分の為に周りが良くしてくれないと不満になります。そして、そのような思考に囚われ続けていると、自信が無くなって、自己否定感に苛まれやすくなります。自分が大事過ぎる思考のサイクルは、不安感につながるという事です。

 

人間の身体は、不安を感じると、それに対処するように出来ています。進化の過程でそうなったとも言えます。不安が継続したり、不安が強くなったりすると、身体が活動を抑制して、やる気が下がったり、鬱っぽくなったりします。でも、そうなると、特に現代社会では生きづらくなってしまいます。

 

不安感は外敵から守る意味で重要な身体からのサインですが、自分の思考により生み出される不安は度が過ぎると、自分を守るどころか絶え間ない不安感でうつ状態に陥り、むしろ弊害です。

 

そういう意味で、自信をつけたいとか、自己肯定感を高めたいとか、自己効力感を感じたいとか、気分を上げたいとか、そのように考える事は、結局自分が大事過ぎるが故です。自分が大事過ぎるから、自分を安心させたいわけです。ですが、実際は、自信が感じられず、自己否定感を感じ、自己効力感を感じられず、気分が下がっているから、そのように思考するわけで、その思考のサイクルにより、不安が膨らんでいきます。

 

確かに、自分にとって自分はいつもそばにいて、自分はとても大事な存在ですから、自分の事をいつだって考えてしまうし、自分にこだわるのは当たり前の話です。世界で一番自分が大事です。

 

でも、そう思考する事が、自分をいつ不安にさせてしまうし、それによって身体は良くない意味で正しく反応します。

 

だから、そうではなく、自分が大事過ぎる思考に気付いたら、それを止めるのが良いと思います。そして、むしろ、自分にこだわるのではなく、周りを見て、自分は何をするべきなのか、何が出来るのか、について考えた方が良いと思います。思考はそのように使うべきで、過剰に自分の事について使うべきではないと思います。