毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

あらゆる姿勢や動作は身体を物体として扱う。頭部前方姿勢と身体へのケア。

朝起きて、鬱っぽくきつい事はよくあって、たいてい肩こりや首こりなど身体の疲れた感じも同時に感じています。きっと寝ている時の姿勢が良くないんだろうなと思います。

 

私自身、元々猫背気味の姿勢で、気を抜くと頭部が前方になる姿勢になりがちです。今読んでいるポリヴェーガル理論の本で、「頭部前方姿勢」というワードとその姿勢になっている人の写真が出てきましたが、これは何とかしないといけないんだなと改めて思わされました。

 

この「頭部前方姿勢」と専門的に呼ばれる猫背の姿勢は、背側迷走神経系がちゃんと働かない事に関係していて、肩こりや首こり、頭痛の原因や、鬱状態の原因になるそうです。なるほど、自分は当てはまっているのかもしれないと、強く感じます。

 

動物は、猫や犬など、四つん這いの姿勢で、前方や周囲を見る為に頭部を上げているわけですが、進化の過程で人間は二本足で立つようになりましたから、前足、つまり、腕や手、肩や首の筋肉の使い方が変わってきたわけです。ですが、筋肉のつき方には進化の名残がありますから、二本足で自立する事で色々と不具合も出てくるわけです。

 

人のあらゆる習慣的な動作、PC作業にしても、ものを書くにしても、椅子に座る事が多くて、椅子に座るという姿勢自体が、身体に色んな問題を引き起こしてしまいます。

 

どうしたって、何かの作業をしていると、意識はその作業に集中するとともに、身体も無意識にその作業に合わせます。身体は、作業に伴って物体のように扱います。椅子に座るという姿勢についても、もちろん椅子が物体そのものですが、腰やお尻、足は、座るとともに身体を支えていて、すでにその事に気付いておらず、物体のようになっています。

 

PC作業をするときも、ディスプレイの画面を見ながらキーボードを打つ動作は、どうしても物体的に身体は動作していますし、ペンで何かをノートに書く時の動作もそうです。コーヒーを飲む時ですら、その腕や手は道具的に、物体的に動作しています。

 

ですが、人間が生きていく上で、生活していく上で、身体を物体的に扱わずにやっていく事は、むしろ困難です。ある時意識を身体に向けながら、他の多くの時は無意識に気付いていないのは普通です。

 

なので、1日のうちに、日々の生活の中で、ちゃんと時間を作って、身体に意識を向ける時間、ケアする時間を作ってあげる事が大切だなと思います。そうしないと、私の身体は物体のようにずっと猫背のままになってしまうし、鬱っぽさや肩こりが治りません。私の頭部前方姿勢は、姿勢や動作としても役に立たない物体としての扱いの結果です。何とか改善していきたいです。