毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

メンタルコントロールは呼吸が重要。

日々のメンタルコントロールはとても重要です。会社に勤めながら、毎日ビジネス上での人間関係の中で過ごしていると、色々とストレスを感じる事があって、つらくなったり、プレッシャーを感じたり、嫌な思いをしたりして、常にメンタルコントロールをする必要があります。

 

私は、メンタルコントロールでは、”呼吸”がとても重要だと感じています。そこで、今回は、メンタルコントロールに対する呼吸の重要性についてお話ししたいと思います。

 

泉谷閑示先生という精神科医を、皆さんはご存じでしょうか。『「普通がいい」という病』など、メンタルのコントロールに関する非常に興味深い本を多数出されています。その中で、先生は、人を「頭」と「心」と「身体」の三要素に分けて考えていて、頭と体の間に心が位置しているように捉えています。心は、頭と身体の両方につながっているという事です。そして、頭で自分をどうにかしようとするのではなく、心や身体を大事にすることが主張されています。これを参考にして考えると、心とは、身体の一部であり、具体的には心臓に相当します。そして、呼吸は、心臓の心拍数をコントロールすることができます。同時に、呼吸を整えていく事によって、精神も落ち着いてきます。だから、ネガティブな感情でつらい時に、呼吸を落ち着かせて整えていくと、身体だけでなく、頭を落ち着いてきて、上手くメンタルの状態をコントロールできます。

 

また、意識と無意識の概念は、フロイトから始まって、今でも注目されています。意識はどちらかと言うと頭につながっていて、無意識は身体につながっています。そして、意識は頭でコントロールできるけど、頭で無意識はコントロールできません。でも、呼吸はどうでしょう。不安感でつらい時や焦燥感で落ち着きがない時、意識でそれらをコントロールすることは難しいと思いますが、意識で呼吸をコントロールすることによって、落ち着いてきてリラックスできると思います。そして、不安感や焦燥感が軽減すると思います。また、呼吸は、身体に基づく無意識の部分にも作用します。上で話した心拍数のコントロールなどは、身体に基づいた無意識の部分に作用するものです。血流の改善や脳への酸素の運搬なども同様です。私は、呼吸こそが、意識と無意識の両方に関与できるメンタルコントロールのキーだと思っています。呼吸は無意識に行っている事でありながら、意識的にコントロールもできるという優れモノです。

 

瞑想にも色んな方法があって、その中でも、呼吸瞑想は最初に出てくる初歩的な方法です。私も瞑想するとき、専ら呼吸瞑想によって行っています。明らかに呼吸によって落ち着いてきますし、自分に集中できます。

 

本当に、呼吸はメンタルコントロールには有効です。つらい時、苦しい時、呼吸は確実にそれらのネガティブな感情を軽減させます。体調管理にも、呼吸はとても有効です。ぜひ、皆さんもメンタルがつらい時、呼吸に注目してみてください。