人には意識があります。この意識が、どのような状態にあるか、とても大事です。意識は散漫な時もあるし、何かに明確に向けられている時もあります。できれば、この意識は、今に集中できていると良いと思います。
今、とは、別段難しい事でもなく、今自分が集中すべき事であって、その「今」に意識が向けられていればよいのではないかという事です。
意識が散漫で、何にも集中しておらず、集中出来ず、落ち着かない状態が良くないわけです。意識は安定している方が良いし、落ち着いている方が良いと思います。
今とは、ある意味、今の自分の事を指していて、今の自分にとって大事な事、そういった事が「今」の事と言えると思います。
そのような「今」の事について、自分の意識が向いている、自分の意識が在る。そういう状態が良いのではないかという事です。
自分の意識は、今の状態に落ち着いていて、そして、注意はその「今」に向けられている。そういう事が大事だと思います。
注意は、放っておくと色々なところに向けられます。注意は散漫になり、もはや注意が全く払われていないような状態もあります。そうではなく、出来る限り、注意は散漫になっているのではなくて、今の自分の事について向けられていると良いと思います。
そのような意味で、今と、意識と、注意の関係において、意識は、落ち着いて「今」の事について向けられていて、そして、注意も今の事に向けられている。そのような状態が良いのではないか、という事です。
そのような状態が、幸せでいられる状態ではないかと思います。
意識は向けられるというか、意識はただ在るのであって、ただ今の自分に在ればそれでいいんだと思います。
意識が散漫になってどこにあるか分からない状態なのが良くないのであって、今の自分のところに在ればいいんだと思います。
そして、意識はただ今に在って、その上で、注意が今の自分の事について向けられていたらいいんだと思います。
注意は、どのような事にも向けられてしまいますから、そのようにならないように放ったらかしにせず、意識が注意を上手くコントロールする事が大切という事です。そして、今の事について向けるという事です。
自分自身である為には、また、幸せであるには、意識は今に在る事が大切で、そして、意識は注意を今の自分の事について向ける事が大切だという事です。そうする事で、心は安定して、集中出来て、自分らしく生きていけると思います。
