人は、習慣化とともに、同じような身体の使い方、動かし方をしてしまいます。それは同時に、全く身体を動かさない箇所が習慣化して形成されてくる事も意味しています。ですから、身体に多様な動きをさせてあげる事が大切です。
習慣化と言いましたが、それは、歳とともに、という言い方に変えても良いかもしれません。歳とともに、生活パターンは同じになり、身体の動かすパターンも同じになってきます。姿勢も定着してくるし、身体のゆがみも定着してきます。これはとても良くない傾向です。
日頃から、身体を多様に動かす練習が大切です。ただでさえ、歳とともに、身体は動かなくなってくるわけですから、これまでに以上に身体を多様に動かす。とても大事です。
これまでにしたことのない動きを身体に入れていく。このような試み大事です。パターン化してしまった身体にとっては、パターン化していない動きをするのは難しい事ですが、それでも、さらにパターン化していない動きを見つけて、どんどん色んな動きをしていく。とても大事です。
上にも少し触れましたが、姿勢も同じ形に定着してきます。日々の習慣として定着してきます。ですから、姿勢はもちろん真っすぐが良いですが、さらに、色々と姿勢を変えてみる。やった事にない姿勢を新たに取り入れる。そのような挑戦も大事です。
その意味でも、毎日の習慣として、体操をする事は基本として重要です。色んな動きを含む体操を習慣として行う事によって、身体に多様な動きを取り入れ続ける事が出来ます。
もちろん、ストレッチを習慣としてする事も大事です。身体の色んな部分を伸ばしたり縮めたりする。右に捻ったら左にも捻ってみる。身体の上半身を前に倒したら、今度は背中側に反らしてみる。背中側の筋肉や肩甲骨を伸ばしたなら、今度は縮めてみる。とにかく、色んな箇所を伸ばして縮ませてみる。大事です。
そして、マッサージも大事です。身体のあらゆる箇所をマッサージする。足も腕も、背中もお腹も、首も肩も、顔も頭も、指先も足先も、骨盤周りも肩甲骨周りも、思いつく箇所はすべて、そして、思いつかなかった箇所もさらに探して、とにかく身体中をマッサージしてあげる。とても大事です。
自分が思っているより、身体は動かせていません。そして、いつも同じ動きばかりしています。ですから、身体に多様な動きをさせてあげる。体操もストレッチもマッサージも習慣として取り入れる。とにかく、身体のあちこちを多様に動かすという事です。
