自分で生きていく時、自分なりのゲームを設定していく事は大切なような気がします。ゲームというと、何かただ遊んでいるみたいな良くないイメージを感じるかもしれませんが、実際、人生はゲームのように捉えるという事もよくあります。ゲームの中の１プレイヤーとして自分を捉えて、そのゲームのフィールドでどのように生きていくか、その意味で、ゲームで遊んでいるような感覚で生きていくという事が大事ではないかという事です。
自分なりにどうゲームを設定するか。これがある意味難しいわけですが、それが難しいのは、ひとつに、完全に、そのゲームを自分で設定しないといけないからです。世の中がこのようにできているから、それに合わせてプレーする。そういう事ではなくて、自分で独自に設定したゲームで、どのようにプレーするか、という事です。確かに、難しい事です。
人生に成功するとかしないとかと言った事は、自己啓発的というか、成功哲学的にはよく出てきそうな考え方ですが、自分で設定したゲームの中において、自分の成功を目指すというのは、割と悪くない考え方だと思います。
とにもかくにも成功したいと思うのは、基本的に、生きていくのを困難にし、苦しみを大きくしてしまうからやめた方が良いように思いますが、自分が設定したゲームの中で成功を目指すのは良いように思います。
単なる成功願望というのは、注目を集めたいとか、承認されたいとか、賞賛されたいとか、欲望が暴発する方向に行くだけでいつまでも満たされず、幸せから遠のいていくように思うのですが、自分が設定したゲームならば、それは自分以外の何かを過剰に求めていたり、自分以外の何かに過剰に依存していたりする事がないので、程よく自己完結出来て、良いと思います。
自分のゲームの設定とは自分事であり、自分事として生きていくという事が、他人に依存せずに自分で責任を負える生き方という意味でとても良いと思います。
その上で、確かに、自分のゲームを設定するという事は難しいわけです。自分のゲームとは言え、他の人や社会などの現実と関係が無いかというとそういうわけでもありません。そのような現実社会の中で、どのように自分なりのゲームを設定するか。これは、何でもよいというわけではないので簡単な事ではないと思います。
とは言え、それはある意味人生のチャレンジであり、自分で生きていく一つの方法と言えます。自分の道を自分なりに作り、その道に自分を導いていく。簡単ではないですが、そのような人生の道としてゲームを作るのは、とても面白い事だと思います。
