人は、何かを好きになるという性質があって、その事が自分に生きていく力を与えてくれる。そう思います。
人は生きる為に、お金が必要だと思っています。実際のところ、現代社会ではそう言えます。お金が無いと食事もとれないし、健康も維持できないし、家にも住めません。病院にも行けないし、服も着られないし、必要なものは何も買えません。車に乗ったり電車に乗ったりして、どこにも行けません。
とは言え、お金があるからと言って、幸せになれるとも限りません。一定額のお金は生きる為には最低限必要だと言っても、幸せと完全に相関があるわけではありません。
人には、何かを好きになる性質があって、その性質のおかげで人は生きていく事が出来ます。
誰かを好きになる事も好きになる事のひとつですが、それだけではありません。人だけではなくて、たくさんのモノも好きになる対象です。何かする行為も、好きになる事の1つです。人が好きになる対象は、ほぼ無限にあると言っていいと思います。何でも好きになる対象になり得ます。
言い方を変えると、好きになるというのは愛するという事ですが、何かを愛する事は、人間にとって何事にも代えがたい強い力になります。愛する事は、人に強さを与えるし、優しさを与えます。自分の心も愛する事で満たされます。温まります。その温もりで、十分に生きていけます。
愛する事、愛する行為、愛する想い、どれも愛に関係する事は皆人に力を与えます。要は、愛が大事という月並みな事です。
とは言え、人は生きている中で、何でも好きになれるとは限りません。好きなものもあれば、好きでないものあるし、どうでもいいものもたくさんあれば、むしろ嫌いなものもあるかもしれません。
ですが、好きなものに出会えたなら、それは十分に自分に生きる力を与えてくれます。好きなものもそうですし、好きな事もそうです。それら好きなもの、好きな事はみんな、生きる為の資源になります。
資源と言うと、お金とか財源とか、そういったものを想像させますが、それらとは異なる形で、心に直接的に、生きる為の重要な資源になります。
だから、生きていながら、自分が好きになったものを大切にする事が重要です。また、好きになったものに気付く事も大事です。程度は重要ではありません。好きだと感じたなら、それだけでも十分な資源になります。
自分にとって、何でも資源にはなりませんが、それでも、多くものは資源になり得ます。ですから、自分にとっての好きな事、好きになるという事を大切にしていく事です。それが生きる力になります。生きる為の資源になります。