毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

どんな時も思考で乗り越える。それが人間の知恵。

人は思考をいかに生かすか。大事な事です。

 

とは言え、とにかく高い強度で頭が痛くなるほど考え抜かなければならないとか、そういうわけではありません。質の良い思考をする事が大切という事です。

 

どんな困難な状況でも、思考力で切り抜ける事が出来ます。その状況に甘んじず、いつだってチャンスをうかがう。そんな時に思考は使います。そんな時こそ思考の使い時です。

 

だから、できるだけいつでも柔軟に思考が使えるように、頭の状態を整えておいた方が良いと思います。頭の中が混乱し、時間にも追われ、慌ただしい状態に置かれているとしたら、きっと思考は役に立たない状態になっています。頭はできるだけ余裕のある状態にしておくべきです。

 

その意味で、思考は頭での事であって、頭は身体の一部でありますから、身体の状態は良いに越したことはありません。血行は良い状態の方がいいですし、睡眠も十分に摂っている状態の方がいいですし、身体の状態も全般良い方がいいに決まっています。

 

もちろん筋肉は十分に使われている状態の方が良いし、身体も疲労が蓄積されていない方が良いに決まっています。

 

そして、頭の使いどころは、やっぱりいかに思考を柔軟にするか、また、切り替えられるか、正しいと思っていた考えを疑って違う考えも取り入れられるか、限界と思ってもなおそれを乗り越える考えを生み出すか、そのような事です。

 

もうこれ以上良いアイデアは無い、もう手の打ちようがない、そのような苦境に立たされた状況でも、なお良い意味で、進めてきた考え方、進んできた道を諦められるか。諦める事も頭の使いどころであって、その諦念の先に、思いもよらなかった考えが生まれるものです。

 

また、考えない。というのも、頭の使いどころのひとつです。思考は論理ではありません。非論理的な事も思考のうちです。悶えながらもありとあらゆる手を尽くしながら、白旗を上げながら、考えも放棄した先に、何故かそこからその状況を突破できるアイデアが得られるのです。

 

その意味で、思考には限りがありません。どんな状況でも決して諦めない。諦めるという行為も諦めないのうち。とにかく考える事を止めさえしなければ、必ずチャンスは生まれる。そのような時こそ頭の使いどころなわけです。

 

人間の知恵というものには限界がありません。確かに限界はやってきます。いつでも限界に達します。ですが、人間という生き物は限界を迎えてからが本番です。それが思考の使いどころです。頭の使いどころです。そして、それが知恵の使いどころです。