毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

前に進めない時は諦める。そうしたら前に進み始める。

諦めたら前に進む。人間の謎な仕組み。本当に不思議です。

 

急いで前に進めないといけないと焦っていると、全然前に進めず、そして、精神的にも追い込まれて、身体的にも追い込まれて、そして、諦めたら、突然前に進めるようになる。そういう事ってよくあります。

 

あれもしなければ、これもしなければ、とやる事はいっぱいで、でも、思ったように前に進んでいないわけです。前に進めないといけないのに進めないわけです。論理的に考えたら、ここで止まるわけにはいかないのですが、逆に止まってみたら、前に進み始めるという事です。

 

一体、何がそんなに追い込まれていたのか。一体、何故そんなに前に進めないと思っていたのか。それは、自分の頭の中です。そして、自分の脳の中です。自分の頭の中が凄く追い込まれて、前に進めなくなっていたわけです。

 

そして、身体が自分の頭をそのような状態に追い込んでしまっていたのです。身体には身体の事情があって、頭ではどうにもならず、そして、どうにもならない頭では、前に進めない事はどうにもできないわけです。

 

頭と身体の都合です。

 

人は自分の身体の都合の事をいつも忘れています。身体には身体の周期やバイオリズムがあります。この事を知っていないと、身体の状態が良くないのに、良くない状態でいくら頭で考えてもろくなアイデアは出てきません。そもそも、身体の状態が良くないと、頭の状態も良くないわけですから。そして、頭はむしろ疲労しています。思考もネガティブだったりします。そんな状態で何かを考えるというのは、ほとんど良い意味を生み出しません。むしろ、逆の事を実行した方が上手くいくくらいです。

 

身体に全く準備が出来ていないのに、ただ頭だけが、前に進めないといけないという観念に囚われて、その事にしがみついているような状況です。上手くいく状態でもないのに、そして、前に進める状況でもないのに、頭がその事を手放さないから、その状態で苦しいわけです。

 

頭と体は上手くリンクしていないといけません。頭がその手を手放して、上手く断念する事が出来たら、その時、すっと力が抜けて、不思議と、全く違う方向へ、物事が上手くいくようになったりします。迂回する事が逆に近道だったりします。「急がば回れ」とはこの事です。

 

そういうわけで、前に進めないと感じた時、諦める。断念する。とても大事です。そうする事で身体と頭がつながりを取り戻して、前に進めるようになります。物事を動き始めます。