毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

にっちもさっちもいかない。大きな諦めと潔い断念。そして前に踏み出す。

にっちもさっちもいかない事ってよくあります。全然うまくいかないわけです。そういう事態は、非常に困るわけですが、そういう事はよくあります。よくあっては困るのですが、実際よくあります。

 

実際、それでいいんです。にっちもさっちもいかない時は、無理にそれを推し進めようとしなくていいんです。放っておけばいいんです。放り投げてしまって、いったん止めてしまっていいんです。いずれ、何とかなるチャンスがやってきます。

 

むしろ大事な事は、出来るだけ早く上手くいかないという事実に気付き、即刻止める事です。諦めはとても肝要です。諦める事が、物事を結果的に進める最も良い方法です。

 

人は、諦める事は得意ではありません。簡単に諦めたくないわけです。諦めきれないわけです。ですが、中途半端に諦めきれないのは、その場にずっと停滞してしまう要因になってしまいます。

 

停滞するだけでなく、物事を解決するのにも妨げになる場合もあります。ずるずる諦める事を遅らせてしまって、結果的に、ただ停滞するだけではなく、ドツボにはまってしまいます。

 

なので、潔く諦める。思い切って諦める。ほんの少し諦めるのではなくて、大きく諦めるという事です。大きな断念です。諦念というわけです。

 

諦念とは、仏教で出てくる用語ですが、とても重要な価値ある言葉で、それによって、多くの事を明らかにできるわけです。

 

大きく断念する事は価値ある事です。物事を推し進める大きな力になります。にっちもさっちもいかないという事実を受け止め、このまま進んでいく事を思い切って諦め、そして、潔く断念する。その事が、結果的に、自分自身を前に推し進めます。

 

とは言っても、焦る必要はありません。すぐに、そんなに大きな、思い切った断念をする必要はありません。出来るようになる必要はありません。

 

少しずつ、練習のように、小さく断念すればいいと思います。上手くいかない事があれば、小さく断念して、事実を受け止める。そうやって明らかにする事を積み重ねていく事によって、より大きな諦めが出来るようになります。そして、潔い断念ができるようになります。いずれそのようにできます。

 

そのような事が分かったとしても、日々上手くいかない事はたくさんあります。にっちもさっちもいかない事は本当に多いです。でも、それでいいんです。その事実を知って、小さく諦め、小さく断念する。そして、それを積み上げる事で、大きな諦めと、潔い断念が出来るようになります。そして、その時、大きく前に踏み出せます。