毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

「気になる」はくせになる。やりたい事や好きな事を大切にする。

「気になる」はくせになります。だから、何か気になり始めたら、それを止める事が肝心です。

 

「気になる」というのは、人間のまるで中心にあるように感じられます。周りが気になる、世の中が気になる、自分がどう思われているか気になる、とにかく、ありとあらゆる事に気になるという事が、まるで自分を突き動かしているようです。そう、とにかく人間は、「気になる事」にドリブンされてしまうのです。意識していないと。

 

そして、気になる事に突き動かされていても、ろくなことはありません。気になる事というのは、放っておくと、周りにたくさんありますから、というか、周りからたくさんやってきますから、それらにずっと突き動かされ続ける羽目になります。それでは、人生、全然自分でハンドルできません。

 

「気になる」という言葉から想像されるその強度あるいは程度は、言葉としての表現としては、「ちょっとした事」のように思えます。実際、「気になる」時の心の動きはちょっとかもしれません。ですが、気になる事にほんのちょっとであれ、心は容易にそれに引っ張られ、突き動かされます。

 

ですから、「気になる」という事に自分を任せず、それらをすぐに取っ払う事が大切です。

 

気になるというのは、基本的には、自分の外部からやって来ます。なので、そのようなものに任せるのではなくて、自分の内部から生まれてくるものを大事にするのが良いと思います。

 

それが、「自分のやりたい事や好きな事」です。この事に意識を向けて、それらの事について常に考えるようにする事が大切です。

 

気になる事に自分をまかせていると、自分のやりたい事や好きな事が何なのか、分からないままになってしまいます。また、それらを忘れてしまいます。なので、意識的にそれらの事について振り返ったり、常に知っておくようにしたりする事が大切です。

 

とは言え、「気になる事」からの引力は、自分のやりたい事や好きな事からの引力より強い事が多いですから、「気になる事」を積極的に取っ払う事が重要です。意識的にそれらを取り除き、そして、やりたい事や好きな事について考えるのです。そうしないと、すぐにやりたい事や好きな事は気になる事に負けてしまい、遠くへ追いやられ、忘れ去られてしまいます。

 

人間にとって、「気になる事」は、強力で、馴染みがあり、無意識のレベルでくせになっています。ですから、意識的にそれらを取っ払い、積極的にやりたい事や好きな事について考えるようにする事が大切です。