日々、仕事をしたり、人と会ったり、色んな事をしたりして、色んな事があるのですが、そのような出来事とか事実、日常の中で起こる結果に、人はどうしても振り回されがちです。それも普通の事と言えば普通の事ですが、それでは、いつまでも自分の外側の何かを求める事になり、自分の外側からの刺激を求め続ける事になってしまいます。
日々を、自分の外側の刺激で回していくのも人生ですが、自分の内側をよく見て、自分の心の動きをよく見て感じて、自分の心を深めていく事も人生のように感じます。
毎日の大部分は、同じことの繰り返しですから、すぐ飽きて退屈に感じたりもします。だから、自分の外側に期待して刺激を求めて、飽きたら、また新しい刺激を求めてしまいます。ですが、これでは、ずっと新しい刺激で自分を動かし続ける事になり、いつまで経っても心は落ち着きません。刺激ドリブンの人生です。
日々は確かに繰り返しですが、自分の心の中の修行の日々でもあります。毎日、色んな事をして色んな事があって、そして、自分の心は変化します。自分の心は動きます。自分がどのような事で心が動くのか、よく知る事も大事な事です。新しい自分を知るのは案外面白いものです。新しい自分を知る事で、自分の心がより広く深くなっていきます。
人生は、自分の外側での結果や事実の積み上げや、また、その事による刺激でもたらされるだけではありません。自分の内側の心の広がりであり、深まりによりもたらされるとも言えます。
確かに、日々は良い事もたくさんありますが、そればかりではありません。嫌な事もあります。ですが、その日常の中で、自分の心がどう動いたかに気付けると、新たな自分を知る事が出来ます。そして、その気付きから「今後どのように行動しようか」という事も考える事が出来ます。日々の心の動きはポジティブな方向へもネガティブな方向へも動きますが、その事から自分を知る事が出来て、次の自分の思考や行動につなげる事ができます。
そういう意味では、自分の心の動きについてフィードバックする習慣が大事かもしれません。昨日どのような事に心が動いたのか、今どのような事に心が動いているのか、どのように心が動いたのか、そういった心の動きをフィードバックする事は、自分の中の心の広がりや深まりにつながるように思います。
つまり、日々は毎日の繰り返しのようであり、自分の中の心の修行と言えます。良い事だけでなく嫌な事もたくさんあります。でも、心はその度に動きます。その心の動きによく気付いて、心をよく知って、日々フィードバックする。毎日は、自分の中の心の修行の日々です。
