毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

仕事が不安なとき。仕事そのものと自分自身が一体となる感じになると仕事が楽しくなる。

仕事の事を考えるといつも不安になる、仕事の事で不安を抱えてしまう、よくあると思います。仕事には、特に会社などでは結果や成果、評価が付きまといますから、他者の視点を入れて自分の事についてずっと考えていると、きつくなってきて不安になってきます。

 

ただ、仕事の事とは言っても、「仕事そのもの」、目の前の具体的な仕事そのものの事について考えると、そんなに不安にならない、むしろ楽になるという感覚があると思います。仕事そのものに集中して、そして、そのものに没頭する、そういうものがあると、不安を感じにくくなって楽になると感じます。

 

仕事そのものに、自分の距離を凄く近づけて、まるで一体となるような感じで集中していくと、周りの事は気にならなくなって、心地良い感じすらしてきます。仕事そのものに没頭し、自分自身が仕事そのものに入り込んで、自分が仕事の一部になるように、でも、仕事も自分の一部であるかのようにして、どっちが主体でどっちが客体かの区別がないような感じで仕事を進めると、もしくは、仕事の事を考えると、仕事の事が楽しくなるように思います。

 

そのような状態になると、仕事をやった後の結果、成果の事が気にならなくなります。実際、仕事の結果や成果を気にしながら仕事を進めると、全然効率的に仕事が進まないし、全然仕事は面白くありません。つらい作業になります。結果はあくまで、仕事を進めていった後に振り返るもので、仕事そのものを進めている時は、そんな事は考えずに、それ自身に、仕事そのものと自分自身が一体になる感じで、進めていく事が良いと思います。

 

こういうのは、仕事に限った話でもなく、人間関係でも同じではないかと思います。自分が主体で、相手が客体のような関係性ではなく、自分と相手との距離を近づけるようにして、自分自身が相手に寄り添い、相手も自分自身に寄り添い、どちらが主体でどちらが客体か区別がつかないような形で、でも、どちらも損なうことなく、ともにある感じです。恋愛関係について考えると、分かりやすいように思います。

 

このように考えるのは、メルロ=ポンティ現象学を参考にした考えから来ているものです。

 

仕事を進めていく上で大事なのは、上の点の事を踏まえると、仕事を漠然と捉えて、結果や成果の事ばかり考えて取り組まずに、仕事そのものについて集中し、没頭出来る事だと思います。その為には、仕事そのものと自分自身が一体となるような感じで、自分が仕事そのものの一部であるように、また、仕事そのものが自分の一部であるようにして、仕事とともにある感じで仕事が出来るようになる事が良いと思います。そのようにして仕事を進めると、不安がなくなって楽に仕事が出来るようになると思います。