毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

朝から憂鬱。ゆっくりとした時間を使った「客観視」と「言葉」。

朝起きた時から、何だか憂鬱な気分ってあると思います。頭の中で、昨日までの色んな気にしていた事、嫌な事、心配事などのネガティブな事が湧いてきて、だんだんと憂鬱な気分になっていく…。頭の中から、色んな種類の小さな「不安」が次々の湧いてくる感じです。身体の疲れが原因である場合もあるし、天気が悪いなどの影響もある場合もあると思います。そういう朝はとにかく面倒です。

 

そういう状態というのは、頭がある意味無意識に回っていて、気分や思考の展開の時間が速すぎるんだと思います。脳波で言うところの「β波」の周波数の時間のようなものです。20 Hz(=0.05秒に1回)とかそういうスピードです。

 

なので、そういう時は、自分の中で、意識的に、ゆっくりとした時間を使う事が大切だと思います。α波(例えば10Hz=0.1秒に1回)とか、さらにゆっくりとした時間域の周波数の脳波の速さの時間です。

 

α波やそれ以下のゆっくりとした時間で、「客観視」と積極的に「言葉」な有効だと思います。

 

色々と小さな不安が頭の中で次々と展開する事は、人にとっては普通です。そういう自分を、落ち着いてゆっくりとした時間を使って、もう一人の自分として客観視する事が良いと思います。自分はこんなことを考えているんだ、悩んでいるんだ、気にしているんだ、という事に気付けば、頭の中のネガティブな気分が整理されてきて、楽になります。そうやって、自分のネガティブな気分の状態、たくさんの小さな不安の状態を認めて、受け入れていく、セルフ・コンパッションの意識です。そのようにして、自分を客観視できれば、随分と楽になって、冷静に前向きに考えられるようになります。

 

そして、「言葉」です。「思考」するスピードはβ波のような速いスピードで展開したりもしますが、「言葉」として表現したり、書き起こしたりしながら考えていくと、思考の流れはゆっくりになっていきます。ゆっくりとした思考になれば、落ち着いて小さな不安を客観視できます。

 

そして、丁寧に、安心感のある言葉、自分らしい言葉、前向きな言葉、優しい言葉、勇気づける言葉、支える言葉、癒す言葉…、を紡ぎ出して、その時の適切な、自分を元気づける言葉を、自分に投げかけていく事が良いと思います。言葉には驚くほど力があります。

 

無意識の速い時間で頭が回る事は人間の普通です。ダニエル・カーネマン行動経済学ではそういうのを「システム1」と言っていて、人間は通常ネガティブな認知バイアスがかかりやすい生き物です。なので、ゆっくりとした時間を使って、「システム2」として自分となって、冷静に自分を観る「客観視」や適切な「言葉」を使っていくのが良いと思います。

 

そうする事で、憂鬱な朝に対処できるようになって、今日という1日を始められると思います。