毎日の習慣や哲学の実践をつづる40代ブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けている40代です。

主体的に生きる。世の中との関わりから理由を考える。

主体的に生きる事が重要ですよという事をよく聞きますが、それは一体何故なんだろうか。今回は、この理由について世の中との関わりから考えてみたいと思います。

 

主体的に生きるという事は、主体的自己を作るという事に置き換えて考える事も出来ると思います。人は生まれてから数歳になるまでに、周りの大人や環境に関与しながらそのやり取りによって、自分と自分でないものを分離していきます。最初から自分自身に入ってくる情報が自分と自分でないものの区別はできません。そうやって、自己と他者が未分離な状態から自己と他者を分離していく事で主体的な自己を獲得していきます。でも、そのように主体的自己を獲得していく過程は、その数歳までで終わりではなくて、いつもまで続いていくように思います。

 

世の中は、とても情報が多いですから、特に現代のようなインターネットでつながったグローバル社会では、情報量が自分の知っている情報量をはるかに超えていて、常に混乱させられます。自分の考えなのか、他人の考えなのか、未分離の情報に溢れかえっています。だから、その都度、自分の考えとそうでない考えと整理していかないと、自己が情報に埋もれて、自分と世の中とが未分離な状態になってしまって、身動きが取れなくなってしまいます。世の中には、「AはBである。」という情報と、「AはBではない。」という断片の情報が混ざっていますから、何が正しくて何が正しくないかもわかりません。なので、常に自分で何を判断して決断する事を決めていかないと、自己を失ってしまい、生きづらくなります。

 

人間は世の中と関わるとき、実際には、自分の頭の中で、主観的な世界を想像して、それを通して世界と関わっています。バーチャルリアリティー(VR)の体験などはまさにそうで、人間の感覚器官などの身体の仕組みに基づいて映像や音声などを創り上げてしまえば、そのVRによる主観的な世界が、十分リアルな世界の中に生きているように感じさせてくれます。世の中との関わり方も基本的にこれと似ていて、自分の中に入ってくる世の中の情報から作られる主観的な世界と関わっています。だから、その都度、自分の脳内に作られる主観的な世界を整理しておかないと、ばらばらの混とんとした世界のままになってしまいます。

 

世の中と関わるとき、世の中とダイレクト関わるという形で関わるようなことはしていません。実際には、世の中の情報と接して情報を取り込んで、自分が元々持っていた情報と新しく入ってきた情報の未分離の情報から成る主観的世界を通して、世の中を認識しています。だから、その主観的な世界の中で、主体的に自分の価値や考えに基づいて決めていく作業を行って、自分と自分でないものを分離していかないといけません。その過程は主体的に生きると言えますし、主体的な自己を作っていくとも言えます。

 

そのような事で、主体的に生きる事が大事というのは、世の中との関わりとの観点から理由を考えると、自分自身が主体的に生きようとしないと世の中と自分の区別が出来なくなって自分を失わってしまうからではないかと思います。それでも生きていく事は出来るようには思いますが、世の中に翻弄されて生きづらいように思います。だから、出来るだけ世の中の情報から自分にとって必要な情報に整理して寄り分けていく作業が大事です。そして、自分で考えて、判断して、決めていくプロセスも、主体的な自己を作っていくという意味で重要だと思います。