人は色んな事を感じながら生きています。生きていく中で、知らず知らずのうちに、色んな感情の影響を受けながら、そして、色々と判断しながら生きています。その1つが、不安だと思います。
人はよく不安を感じているわけですが、本人はその事に案外気が付いていないわけです。その事に気付かずに行動しているわけです。
ですが、不安が原因なのに、その不安に基づいて行動してしまっている自分に気付いていないわけですから、そうすると、一体自分は何故このような行動をとっているのか、分からないわけです。
自分で上手くコントロール出来ない行動によって、自分の生き方をうまくハンドルできない。そういう事は、人間、よくあります。
ですから、そのようにならない為にも、不安の内容はよく知っておいた方が良いと思います。
不安の内容はどういうものなのか、よく分かっていれば、何故自分が今、そのような行動をとっているのか、そして、とってしまうのか、きっと分かると思います。
その事が分かれば、きっと自分の行動を軌道修正しやすいし、より良い感じで生きていけると思います。
また、不安の内容がよく分かっていれば、無意識に行動する前に、無意識に不安に駆られた行動を避ける事が出来ます。
そして、意識的に、自分自身の行動を変容させることが出来ます。行動変容とは、つまり学習の事ですから、自分自身を再学習させることが出来るという事です。
そういう事ですから、自分自身が、気付いていない不安について、より深く考えてみる事が大事です。
不安の内容は何となく分かっているようで、しっかりとは認識できていないものです。ですが、立ち止まって、意識的に自分の不安について向き合ってみると、実は分かっていたりします。
その不安について、軽く見て何気なく放っておかずに、意識的に、自分が普段その不安に駆られながらどのような行動をとってしまっているのか、よく観察してみる事です。きっと、似たような行動をいつも取っていると思います。
そして、さらに、自分自身について注意深く観察していくと、いくつも、似たような行動をとっている事に気付きます。そして、それらは、きっとその奥に何らかの不安が影響しています。
ですから、そのような不安を全部暴き出して、全ての不安についてよく知る事です。そのようにする事で、自分自身に学習が促されて、良い感じで行動を変えていく事が出来ます。
不安はネガティブな事だからあまり向き合いたくない。そういう心理も働くかもしれません。ですが、どうしても人間の中には潜在的な不安があります。そして、いつも良くない行動をとってしまいます。なかなか改善できません。
ですから、自分の不安をよく知る事です。その事によって、行動変容が可能になって、より生きていきやすくなります。