人は感情を持つ生き物です。昨今は、Emotional Intelligence Quotient(EQ)と言って、感情の知能というものが重要になってきています。
確かにその通りで、人は感情の影響をどうしたって受けます。感情が大きく動くと、その影響は身体にも伝わります。
感情は人にとって大事な性質なのですが、上手くコントロールできないと、逆に感情に振り回されて、生きていくのが難しくなってしまいます。
何かで大きく傷つけられたり、強く怒りが湧いたりすると、当然それらは感情が強く影響を受けたという事であって、その影響が身体にも強く作用します。そして、身体に緊張が走り、身体は硬くなり、筋肉も硬くなり、それで身体も心も疲れ果ててしまうわけです。
感情と身体はつながっていますから、そのように作用してしまいます。
だからと言って、感情に振り回されるのが嫌だからと言って、無感動な人間になった方が良いかと言うと、そういうわけでもありません。感情の動かない無感情な人間になればいいかと言うと、そういうわけではありません。
感情を持たない人間になるのは実質無理だし、それでは人間らしさが失われたような状態になってしまいます。人間ですから、感情は失わない方が良いわけです。それより、感情によって振り回されるかもしれないけど、それでも感情とともに生きる。それでいいんだと思います。
感情の変化は、人に大きな影響を与えますが、それでも、自分に起こった感情の変化を何とか受け止めて、認識する事は大切です。感情の変化で身体が硬くなり、疲労がたまるかもしれませんが、それでも、何とかその変化を認識する事が大切です。
しっかり、感情の変化をフィードバックして、上手くコントロールする。セルフコントロールする。とても重要です。
人間ですから、感情に振り回されたっていいんです。その事と上手に付き合えるようになればいいんです。時間はかかりますが、出来るようになります。
感情の変化は、予想以上に大きく、身体に対しても大きいです。ですから、しっかり身体を休ませてあげる。予想以上に疲れていますから、しっかり睡眠をとる。とても大事です。それでも疲れは取れていない事もあります。それくらい、感情の変化の影響は大きいものです。
人は感情を中心とする生き物で、感情の影響を強く受ける生き物です。感情が大きく変化すると身体にも影響して、疲労がたまります。そういう時でも、ちゃんと感情の影響をフィードバックして認識して、上手くセルフコントロールする。そして、しっかり休ませてあげる。そうする事で、感情の知性を育てていくわけです。