毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

人は感情に反応する生き物。言葉にして落ち着く。

人は感情を持つ生き物です。実際、人は自分の感情に反応する生き物です。人は感情を持ち、その感情が色んな事に反応する。反応する事で、感情は大きく変化する。その事に、自分の身体は直接反応し、そして、筋肉や神経にも作用する。そのような中を人間は生きている。そう思います。

 

そのような、感情の嵐の中でランダムに反応して生きているのが人間ですが、それは人間としての普通であり、人間らしいと言えます。ただ、それは一方で大変な事で、感情にいつも振り回され、疲れ果てる事にもなります。

 

人間は、文化が発展していく中で、言葉を使うようになりました。そして、言葉を使う事は、感情を上手くコントロールする事にも役に立ちます。

 

実際、人間は感情の影響を受けつつも、その感情が何によるのか、その原因が分からなかったりします。分からないからずっと感情の嵐に振り回されて、いつも疲れ果ててしまうわけです。

 

ですが、言葉は、自分のそのような感情をコントロールするのに役に立ちます。感情に振り回されて、自分の精神が乱されていても、しばらく言葉にしていく事で、少しずつ落ち着いてきます。

 

言葉は、単に口にするより、文字にする事の方が有効です。人類は言葉を口にする事の方を先に身につけ、言葉を文字にするのは後に身につけたと思いますが、これも文化の発展の順番と言えます。いかに、人間は文化の発展によって、生きやすくなったかという事を物語っています。

 

感情が何を意味しているか分からなくても、とにかく、思いつく事を言葉にしていく事で、何かしら落ち着いてきます。そして、その言葉を文字として起こしていく事で、段々と、感情の原因となるものが分かってきます。明らかとなってきます。

 

最初は、書き出される言葉の断片からは、意味が分からないと思います。ですが、次第に分かるようになってきます。書き出しているうちに、心に反応する言葉が表されます。心が反応する言葉が、この場合とても重要です。何かしら、重要な事を言葉が意味しているわけです。

 

それでも、まだぼんやりとしか分からない場合は、さらに、あまり深く考えずに書き進めていけばいいんです。また、何かしら心に訴えてくる言葉が現れてきます。そのような事を、時間をかけて続けているうちに、感情の原因が明らかになってきます。それが明らかになれば、心は凄く落ち着きます。落ち着けば、次に適切な行動がとれます。

 

人間にとって感情はとても大切なものですが、それを放っておかず、言葉にしていく。言葉として、文字として、書き出していく。そうする事で、感情の中身が明らかとなって、次第を心が落ち着いてきます。言葉とは、そのように使うものです。