毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

小さなモチベーションで、マルチにやっていく。

人のモチベーションというのは残念なもので、全然長続きしません。人は、実際、モチベーションの維持に苦労します。なので、モチベーション頼みで生きていかない方が良い。そういう考え方もあると思います。

 

人は飽きやすいという事も、これに関連していて、何らかのことにモチベーションを感じても、しばらくするとすぐに飽きてしまって、他の事に気持ちが移ってしまいます。そして、他の事にモチベーションが移ったかと思ったら、またその事にもすぐに飽きが来ます。そのようにして、短いモチベーションが次から次へと飽きとともに移り変わっていきます。

 

1つの事にじっくり腰を据えて、そして、その1つの事を忍耐強く続けていく。とても、理想的なようですが、そうはいかないのが人間です。

 

むしろ、短いモチベーションの仕組みを上手く活かして、たくさんの事を抱えながら、少しずつ手を付けていく。何らかの事にモチベーションが上がってきたらそれに手を付け、飽きが来たら無理せず止めて、そして、他の事にモチベーションが上がってきたらそれにまた手を付ける。そうやって、色んな事を少しずつ進めていく。それで良いのではないかと思います。

 

たくさんの事は同時にはさすがにできませんから、手を付けている以外の全ての事をとりあえず寝かしておいて、モチベーションが出てきたらやる。そのようなスタンスでいいんだと思います。

 

その意味で、「自分はこれで生きていくんだ」などという潔い観念を無理して持つ必要はなく、やりたい事をたくさん持っていればそれで良いと思います。それも、物凄くやりたい事である必要はなく、何となくやりたい事をたくさん持っていたらいいんだと思います。

 

やりたくなったらそれをやればいいし、やりたくなくなったらそれを止めて寝かしておけばいい。そう思います。そして、また、久しぶりにやりたくなったら、またそれをやればいいんだと思います。そうやって、色んな事に少しずつ手を付けていく事によって、ある時、高い階段を上るように、大きくステップアップするときが来ます。その時が来るまでは、とりあえず少しやれそうなときに、少しだけやっておけばいいんです。

 

1つの事にモチベーションを持って、その事に専念してそれを成就する。そのような生き方の方が格好良いような気がしますが、そんな事を気にする必要はありません。人間はマルチな生き物ですから、たくさんの事に少しずつ関心を持って、小さなモチベーションで少しずつ手を付けていく。それでいいんだと思います。