何か大それたことをしようと思いがちですが、大切な事は小さな事を続けていく事です。よくそう思います。
何か大それたことを計画して、準備して、そして、気合いを入れて何か一新して始めないといけないような気がしますが、実際はそうではないと思います。
気合いを入れてやるような事ではなく、今すでに手を付けている、ちょっとした事をさらに進めていく感じで十分なんだと思います。それも、ほんのちょっと。
あるいは、ちょっと気になり始めた事に、ちょっと手を付けてみるくらいでいいんだと思います。ちょっと手を付けてみて、手応えがあったらまたさらに手を付ける。そんなに手応えがなかったら、いったん止めてみて、そのまま放置する。そんな感じで十分だと思います。
また、大事な事は、手を付けている小さな事に、何らか変化があったらそれを見逃さない事です。小さな変化によく気付く事です。そういう観察、洞察が、とても重要です。そこに、芽が育つヒントがあります。芽そのものだったりもします。
むしろ、そのような小さな変化、小さな気づきこそが大事で、それらに気付かなかったら、それこそ勿体ない事です。芽が育っていく何かはいっぱい目の前にあるのに、気付かず過ごしてしまう事になるわけですから。
小さな事を進めていくのは、自分にとってのスモールビジネスです。ビジネスと言っても、何か商売をするという事ではありません。自分にとってのビジネスです。つまり自分事です。
スモールな自分事を大切にして、それをスモールビジネスとして捉える事で、丁寧に進めていく事です。楽しんでいく事です。そのようなスタンスで十分だと思います。
時には、そのスモールな自分事について、さらに手を付けようとせずに、ちょっとひと休みして、振り返ってみるのも良いと思います。スモールな自分事について物思いに耽ってみるのも良いと思います。そうやって何気に考えていると、小さな気づきがあったりします。そして、それは実は大きな気づきになるかもしれません。
人は何かと大それたことを考えてしまいます。ビッグなビジネスについて考えてしまいます。でも、それでは何も動き出しません。
そうではなくて、スモールな事、スモールなビジネス、スモールな自分事を大切にする事です。そのスモールな事に少し手を付けて、今まで通り手を付けて、小さな変化、小さな気づきを大切にする事です。時には振り返って物思いにでも耽り、そして、小さな芽を育てていくのです。
