人はすぐに散漫になります。明日の事とか、明後日の事とか、まだやってこない日の事について考えてしまいます。
そんな事より、今日の事について考えるんです。今日に集中するんです。
それは、「今」に対しても同じです。
疲れてきたり、精神的にまいってきたりすると、今に集中できなくなります。疲れている事自体にも囚われてしまうし、疲れている事で注意が散漫にもなります。
そして、ネガティブな感情に引っ張られます。注意がネガティブな事に持っていかれて、全然目の前の事に集中できません。ネガティブな事に意識がいっていますから、それだけで疲弊します。
疲弊とネガティブな感情は、相乗的にそれらを膨らませてしまいます。その状態はとてもきつい状態です。
ですから、出来るだけ、今に集中するんです。
今日に集中して、今に集中する為には、身体の疲れを取らなければなりません。
身体の疲れは、今に対する集中を妨げます。そして、1日疲れたままでは、今日に対する集中も妨げてしまいます。
普段からあんまりよく眠れていなくて、日中睡眠不足というのは、もちろん集中の妨げになりますが、身体が疲れているという事自体が、集中の妨げになります。
身体が疲れている分だけ、意識は身体が疲れているという事に配分され、その結果集中力は下がります。身体の何処かが痛いというのも、集中力の低下につながるし、身体の何処かが疲れているという感覚もそうです。
だから、疲れを取ってあげる、疲れを軽減してあげるという事がとても重要です。そして、その事に気付く事です。
また、人間、気が付いたら意識が散漫になってしまいますから、意識的に、今に集中しようとする事も大切です。その努力は有効です。疲れていても、出来ない事ではありません。
そして、今日という日に対しても、意識的に、1日をちゃんと過ごすという事に集中する事です。今日にコミットするんです。どうせ明日は、コミットしてもしなくてもやってくるんですから、コミットした方が良いんです。
コミットせずに、集中を温存しようとしたところで、実際大して集中力は上がりません。集中できる時は、ちゃんと集中した方が良いんです。その方が、明日の集中も高まります。
だから、今日という日を大事にして、無駄にしないように、今日に集中するんです。コミットするんです。そうする事で正しく明日を迎えられます。
それと同じく、今に集中するんです。今にしっかりコミットする事で、物事がはかどります。生きた心地が高まります。