毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

いつもの自分とは逆向きに力をかけて生きる。

いつも人は同じ方向に力をかけながら生きています。自分ではそう思っていなくても、知らず知らずのうちに、同じ方向に力を加えてしまっています。

 

だから、たまには、自分がかけてしまっている方向とは逆向きに力をかける事が大切です。

 

とは言え、どのように逆向きに力をかけてしまっているのか。まずは、その事が全く分かりません。そもそも、自分では、その方向に力をかけているなんて気が付いていないわけですから。

 

例えて言うなら、重力のようなものです。重力は地球の中心から引っ張られているわけですから、自分の体重という力は自然と地面の方向にかかってしまっているわけです。ですが、自分はその向きに力をかけてしまっているなどという事には全く気付きません。

 

そういう事です。人は知らず知らずのうちに、ある方向に力を加えてしまっているという事です。その方向にかけている力とは一体何なのか。考えてみる事が大事です。

 

そういう意味では、無意識に、重力に従って地面に向かって力をかけてしまっているのならば、意識的に、重力に従わないように空に向かって力をかけるような行為が重要です。

 

空に向かって力をかけるというのは、もちろんあくまで比喩ですが、要は、意識的に、普段やっている行動や行為とは違う事をやってみるという事が大事という事です。

 

いつも効率的に何かをやっているのならば、あえて非効率に感じる事をやってみるとか、いつもそれをやるべきと思ってしまっているならば、あえてそれをやらないようにしてみるとか、そういう事を、意識してやってみるという事です。

 

逆向きに力をかけるという行為の何が難しいかって、普段その方向に力をかけた事なんて無いからです。思いつきもしない方向への力だからです。

 

何とか、自分は日常にしてしまっている普通の事、自然な事を、どのように外していくか、どのように気付くか、変えていくか、これは確かに難しい事です。ですが、やってみる価値はあります。

 

いかに、日常を非日常に変えていくか、そういう事を言っているのかもしれません。あまりに日常を日常のままに生きていたら、ずっと同じ方向に向かって生きていく事になります。そしてその方向すらも、何らかの方向を向いていると認識できなくなっています。

 

ですから、その方向に気付く。そして、意識的に変えていく。さらに、逆方向にする。逆方向に力をかけていく。そうする事で自分自身が解放され、自由度が生まれ、生きやすくなります。