人は、ずっと何かをやっているのが良いように思います。もちろん、立ち止まっても良いし休んでも良い。でも、基本的に何かをやって、走り続けているのが良いように思います。
人はやっぱり、自律性は保っていた方がいい。そう思います。自律性とは、呼吸をし続けるようなもので、もしくは、ブラウン運動を続けるようなもので、ずっと絶え間なく動いていた方が良いという事です。その意味で、走り続けるのが良いと思います。もちろん、歩き続けるというので問題ないと思います。
走り続けているのが良いと思うわけですが、その方向に走り続けるのが難しい場合、その方向からそれるのは問題ないように思います。むしろ、それていくくらいが良いと思います。初志貫徹、ずっと真っすぐの道を進み続けるというのは、ある意味人間らしいとは思いません。曲がりくねりながら、また、全然予想していない方向に進んでいったらいいと思います。それでも、やっぱり、大事な事は走り続ける事だと思います。
また、物凄いスピードで走り続ける必要は無いと思います。自分のペースで、場合によっては、ゆっくり歩いても良いと思います。大事な事は動き続ける事であって、無理なペースである必要はありません。
走るスピードの速い遅いは、ただ自分はそのように感じているだけであって、速く走っているつもりなのに、全然進んでいないことだってあります。逆に、ゆっくり歩いているつもりなのに、かなり進んでいるという事だってあります。だから、焦る必要はありません。ただとにかく、その時の自分のペースに合わせて、走り続けたらいいんだと思います。
走り続けていると、それ自体が自分自身のエネルギーになります。慣性力のように、走っている事で、さらに前に進んでいく事が出来ます。ですから、多少休んだり止まったりするのも有りですが、基本的には走り続ける。それが、自分自身の推進力を維持する。そう思います。
人は目の前にある、自分で設定したターゲットに向かって、ずっと真っすぐ突き進んでいかないといけない。そのように思ってしまいます。もちろんできればそれでもいいんです。ですが、きっとずっと真っすぐには走っていられません。周りの環境の影響も受けますが、自分自身も真っすぐには走り続けられません。むしろ、軌道はどんどんそれていきます。それで全く問題ないんです。
そうしているうちに、気が付いたらそれなりの場所を走っているし、きっとその場所はそれなりに快適だし、それなりに良い景色です。当初とは違っているところを走っているかもしれませんが、全くそれで問題ないんです。