毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

色んな事はどんどん水に流す。

人間の切り替える方法。人間の問題の解決方法。それは、どんどん水に流す。そういう事です。

 

みんな、色んな難しい問題に直面すると思います。いくら考えても突破できない難しい状況ってあると思います。そんなときは、論理的思考では解決できません。論理的思考で解決するなら、すでに解決しています。世の中に、解決できていない問題がたくさん残っているのは、そもそも色んなものが論理的ではないからです。それが人間の社会です。

 

水にまつわる話は、色んなたとえ話によく出てきますが、それはきっと「水」で例えるしかない事態がたくさんあったからです。

 

水に流す。

 

これです。川の水は絶え間なく流れ続けています。絶え間なく流れ続けていく過程で、気がついたら色んなものが洗い流されて、水とともにきれいに浄化されます。この浄化の力がまさに、人間の切り替える時に必要な力です。

 

解決できない問題というのはたいてい、小さな問題が複雑に絡まり合っています。それを解きほぐそうにもどうしてよいか分からない。そんな状況です。

 

そんな状況というのは、汚れてしまった川のようなものです。汚れてしまった川はすでに色んな問題がこびりついて、堆積してしまっています。堆積してしまったものを1つ1つ取り除くのは極めて困難です。

 

だから、汚れてしまった川は、その水流によって押し流すしかありません。水流で押し流す事によって、いつしか川はきれいに洗い流されます。これに似ています。

 

水流によって押し流すには、多少時間がかかるかもしれません。ですが、それも切り替えるには必要な時間です。

 

「時間が解決してくれる」とよく言いますが、それは、水流によって押し流すための時間が要るからです。汚れた川の中の汚れた物質の濃度は、汚れている時は高いですが、水流とともに少しずつその濃度は低くなっていって、最終的には、ゼロに近い濃度になります。そして、透明になります。その濃度が薄まっていく時間は、どうしたって必要ですが、それでもいずれは透明になります。

 

これと同じような感じで、解決できない問題、解決できない事態は解決されなければなりません。それは水に流すという事です。水という圧倒的な力によって、流し去るわけです。それは一見解決しようという試みには見えません。ですが、とにかく水に流す。そして浄化された後は、透明になっています。透明になってしまえば、また新たに何かを始められます。それでいいんです。それが人間の解決方法であり、人間社会の解決方法です。理屈や論理ではありません。