毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

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仕事とは本来、人と人との間で「愛情や信頼」に基づいて為される事。お金はそれを代替するもの。

会社で働いていると、「仕事とは何か」がよく分からなくなってきます。というより、そもそも「仕事とは何か」がよく分からないから、悩み苦しみます。そこで、今回は仕事とは何かという事について考えてみたいと思います。

 

仕事とは何か。ずばり、仕事とは、本来人と人との間で為される事で、それは愛情や信頼に基づいて為される事だと思います。だから、家の家事などは、もし家族がいる場合は、それは愛情や信頼に基づいていますから、仕事と言えます。

 

人の為に何かをしてあげる事、人にとって役に立つ事をする事、こういうのは、仕事と言ってよいと思います。そしてそれらは相手に対して愛情があるから、信頼があるから為されるものです。お金は、仕事とは基本的には関係ありません。

 

原始的な共産主義的な人間社会の中では、人同士の愛情や信頼を前提としているから、お金のやり取りが無くても仕事は成立します。

 

また、直接人でなくても、人間社会、世の中、さらに言えば、動物や植物、自然に対しても、広い意味では、愛情や信頼に基づいて為される事であれば、それは仕事と言えると思います。

 

その意味では、趣味や遊びは仕事ではないと思います。人と人との間で為されていないからです。自己完結できるものは、基本的に仕事ではないと思います。

 

仕事は、基本的には、人と人との間で為される事で、それは人の愛情や信頼が支えているわけですが、愛情や信頼では十分にその為されることが成り立たない時、その時、お金が発生します。お金が、愛情や信頼を代替する事で、仕事のやり取りを補完します。

 

だから、仕事をして、お金のやり取りをするとき、お金は愛情と信頼を代替しますから、愛情や信頼は無くなります。つまり、お金は、人と人との間で、愛情や信頼無しで為される事を可能にします。お金は、愛情や信頼と等価であり、お金が発生すると、愛情や信頼は消失します。

 

会社で、仕事が問題になるのは、特に会社内においてです。会社内での仕事は、社員と社員との間では、お金のやり取りが発生しない前提になっていますから、その仕事は愛情や信頼に基づいて為されているはずです。ですが、実際は、簡単にはそうなりません。会社内での人間関係は、上手くいっている家族内での人間関係と同じではなく、仕事を成立させるための十分な愛情や信頼が社員同士にあるわけではありません。

 

ですが、仕事とは、人と人の間で為される事で、それは人の愛情や信頼に基づいて為されている事を前提としますから、実質的に無理があって、心の余裕が無いと、それを成立させるのは困難です。そういうわけで、会社内では、仕事の性質上、ストレスがたまりやすくなるんだと思います。

 

今回は仕事とは何かについて考えてみました。仕事とは本来お金を前提としておらず、単に人と人との間で為される事であって、それは人の愛情や信頼が支えているものです。そして、愛情や信頼が十分でない時、もしくは無い時はじめて、お金がそれを代替するものとして発生して人と人との間の仕事を成立させます。そのように考えると、仕事とは何かが分かりやすくなると思います。