毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

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意識とは何かについて考えてみる。神経細胞の活動・生きる根源

以前にも、人の生きる実感としての意識についてや生きる時間に考えてみましたが、今回は、意識とは何かという事について、意識の実体は神経細胞ではないかという点と、意識とは人が生きようとする根源なのではないかという点について考えてみたいと思います。

 

まず、意識の実体は神経細胞ではないかという事です。意識とはどこから来るのかと単純に考えていくと、まずは自分たちの身体に基づいていると考える事が出来ます。自分の身体以外から自分の意識が生まれるとは考えられません。また、意識は、身体が生きているから生じているわけで、そう考えると、生命という観点から、意識は細胞に基づいていると考える事が出来ます。また、意識の在りかに関して、自分自身が身体のどの部分で意識を感じているかと考えると、どう考えても脳で感じていると思います。そういう意味で、意識の実体とは脳の中の神経細胞という事になります。そして、意識があるというのは、意識は生きている状態なわけで、それは神経細胞が活動している状態に基づいているという事になると思います。

 

神経細胞は、脳内に860億個あると言われていて、地球上に人口が80億人くらいいることを考えると、その10倍の生命が脳内で活動している事になります。神経細胞は、他のたくさんの神経細胞シナプスを介してネットワークを形成していて、絶え間なくイオンや分子を神経細胞間でやり取りしながら発火しています。そして、この、脳に広がる集団的で共同的な神経細胞の発火活動の総合的なものが、意識があるという状態ではないかと思います。ある意味、地球上での人間たちの生命活動が、人類の総合意識に相当するものを創発していると言えるでしょう。

 

そして、もうひとつは、意識とは、人が生きている根源なのではないかという事です。そう考えると、神経細胞が神経ネットワークの中で発火現象という生命活動を行う事が、人が生きていると感じる根源であって、人がより生きようとするのは、神経細胞はより発火現象を起こそうとする事に基づいているのではないかと思います。ただし、あまりにたくさんの神経細胞が活発に発火を引き起こすと、脳内での活動が過剰になって脳が疲弊してしまうように感じます。だから、神経細胞の適度な活動が、人間が穏やかに生きていると感じるには重要のように思います。逆に、神経細胞たちが発火を止めれば、人間は意識を失ってしまい、意識がないという状態になってしまうように思います。そういうわけで、意識は、神経細胞の発火現象という生命活動を根源としていて、人が生きようとする根源なのではないかと思います。

 

今回は、意識と神経細胞の関連から、意識の実体は神経細胞ではないか、そして、意識は神経細胞の発火現象という生命活動を根源として、生きる根源なのではないかという事を考えてみました。今後、また、意識と神経細胞に関して考えを進めていきたいと思います。