毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

現代の会社での働き方について考える。

最近、若い社員と話す機会があって、「会社や人事部が、研修など、何を自分たちにさせようとしているのか分からない、もう考えるのは時間がもったいないし、無意味なのでやめた。」という事を言っていました。確かに、会社は人が多すぎて、色んな人の意図が入り込んでいて、会社が長いと過去の人の考え方も盛り込まれていて、何故そんなことをしようとするのか、分からない事が多いと思います。私も10年以上会社に勤めていますが、会社は複雑に世の中と関係していますから、とても分かりにくくて、私自身今でも把握できない事が多いです。

 

そこで、私が思う、現代の、会社での働き方について考えてみたいと思います。主に、自分がどう働いていくか、どう協力していくか、あらゆることを学ぶ、についてお話しします。

 

まず、「自分がどう働いていくか」についてです。若い時は、世の中の事をまだ十分に知りませんから、どう働いていけばいいかなんて、確かに分からないと思います。でも、理想的には、自分がどう働いていくかという軸が、働いていくベースになると思います。分からないなりに、周りの人たちを見たり、世の中の情報を知ったりして、自分を軸にしていく、という事です。「会社や上司がこう言っているから、それに従う。」でもいいですが、それだと、だんだん辛くなってきますし、会社や周りの人が憎くなってきます。出来るだけ、自分で自分のやる事、仕事は、主体的に決めて、「自分」を軸に働いていく事が良いと思います。

 

次に、自分がどう働いていくかを基礎にした上で、「いかに周りの人たちや会社という組織と協力していくか」です。極端な言い方をすれば、協力してもらうか、利用するか、です。でも、周りの社員も自分と同じ社員ですから、利用しているばかりだと上手くいかなくなります。だから、相互協力という事になります。他の誰か1人とでも良いし、周りと複数の人たちとでも良いと思いますが、いずれにしても、お互い協力し合って、自分が働いていこうとする事、仕事を進めていくという事です。二人のそれぞれの目的や仕事が一致していたり、重なっていたりすれば、お互いに協力していきやすいと思います。Win-Winです。そのような関係を、自分と会社との関係で構築できると、より働きやすいと思います。「会社や部署がこう言っているから、それに従わなければならない。」という形で、相互協力という形ではなく、強制されている、命令されている、という働き方では、だんだんと辛くなっていくと思います。

 

最後に大事な事は、「ありとあらゆることを学ぶ」という事です。上でお話ししたように、まず、自分がどう働いていくか、次に、周りの人や会社とどう協力していくか、が大事で、さらに、それらをより質の良いものにするために、学ぶという事です。自分自身についてもよく知る事は大事です。自分は何を望んでいるのか、どのように働きたいのか、社会にどう関わっていきたいのか。人間という生き物についても良く知っておく必要もあるし、会社、社会についてもそうです。会社の営みは、人類の歴史にも大きく関わってきたものですから、国や、人類、世界についても、多くを学んでいく必要があると思います。もちろん、働いていく上で学ぶことも多いとは思います。そのようにして、色んな事が分かってくると、上に挙げた2つの事が上手く回っていくと思います。若い人から見て、生き生き働いていそうな人とそうでなさそうな人がいると思います。その違いの1つは、会社の中で、自分で主体的に働いているか、そうでないか、という事があると思います。多くを学べば、働き方が自分なりに分かってくるはずですから、働きやすくなると思います。

 

私自身、この現代の複雑な社会の中では、分からないことだらけです。でも、若い時よりは色んな事が分かってきて、働きやすくなってきたという実感はあります。もちろん、これからも模索していく事をやめることはありません。もっと働きやすくなるように、学びも進めていきたいと思っています。