毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

自己否定しない習慣を作る。自分を正しく認識する。

会社などで色んな人と関わりながら働いて、家に帰宅したあと、「しまった。なんで自分はあんなことをしてしまったんだろう。」とか、「あの時、ああいう風にしておけばよかった。」とか、色々と後悔したり、他の人に対して罪悪感を感じたりする時ってないですか。それで、反省するくらいならいいんですけど、「なんで自分はダメなんだろう。」と自己否定に陥る事ってあると思うんです。

 

でも、よくよく考えると、自己否定する必要はないと思うんです。さらに言うと、自己否定は謙虚な態度ではないようにも思います。謙虚に自分を捉えるなら、今日の良くなかった出来事は自分の落ち度などではなく、今の自分が自分なりにちゃんとしようとして、その結果だったわけですから、当然の出来事なのです。だから、自分で自分がした事を否定するという事は、「本当は、自分はそれをちゃんとできたのに」と言っていて、ちゃんとやらなかった自分を否定しているわけです。でもおそらく、否定したところで、明日同じことをする状況になったら改善できるのかと言うと、案外できないもので、正しく自分を認識するなら、ただ単に、今の自分ではそこまでしかできない、という事です。だから、自分で自分を否定する必要はなくて、むしろ、「今の自分が、今できる事を、最善を尽くしてやった。その結果があれだった。」という事だと思うんです。勝間和代の言葉を借りて言うと、「起こっている事はすべて正しい」わけです。

 

ここで私が指摘したい事は、自己否定するくせ、習慣が身についてしまっているという事です。日本人は特に、自分ではなく、みんなや会社の組織の中心みたいなところに基準があって、その基準から見たとき自分は劣っているとみなした時、自分はその基準と比較して否定される存在である、という風になると思います。実際は、みんなや会社の組織の中心なんてないし、その中心が高いところにあるなどという想定も根拠はありません。結果的に、自分を相対的に否定する位置に置いてしまう癖がついてしまっているのです。

 

なので、自己否定しない習慣を作る事が大事という事です。「ただ自己否定しない」という心がけではなく、積極的に「自己否定しない習慣」を作るという事です。

 

可能なら毎日、難しければ週に一回、瞑想をするように、内省する習慣を作る事が良いと思います。そして、今日の出来事、1週間の出来事を、静かにゆっくり振り返って、良くなかった出来事、後悔するような出来事、罪悪感を感じる出来事、反省すべき出来事、などあったら、それらの事で自ら自己否定しようとしてしまう自分の思考に気付くようにしましょう。そして、その思考を修正して、自分なりにちゃんとやった、精いっぱいやった、誠心誠意やった、そしてその結果があれだった。と正しく認識し直しましょう。この事を意識して、誤った主観的な自己否定の習慣を、客観的な正しい認識の習慣に書き換えていきましょう。

 

自己否定は癖になっています。そして、その癖はあまり自分に良い効果をもたらしません。なので、自己否定しない習慣を作りましょう。そして、自分を正しく認識しましょう。その方が正しく反省できて、前進できると思います。