毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

感情や気分に振り回されない生き方働き方。

会社やプライベートで嫌な事があると、感情が乱されて、辛くなったり絶望的な気分になったりしませんか。その日一日どんよりした気分になって、どんどん自己否定の感情に陥っていく。一人絶望的な気分になる。けっこうきついですよね。こんな日が毎日続くと思うと、本当に会社も辞めたくなるし、でも辞めても路頭に迷う事になるし。結局明日もこんな感じでつらく重い気持ちで会社に行かないといけない…。

 

感情や気分に振り回されるのは、本当にもったいない事だと思います。感情の乱れは基本的に脳内で起こっています。でも、どんなに苦しみのたうち回っても、同じように次の日はやって来るし、結局会社には行かないといけないし…。一か月くらい経って振り返ると、感情や気分が乱された分だけ損した気がします。結局同じように同じ月日を過ごすんだったら、感情や気分に振り回されずに過ごした方が良いに決まっています。今回は、感情や気分に振り回されない生き方や働き方に関する事についてお話ししたいと思います。

 

まず、感情や気分の仕組みについて考えてみます。主に2つ考えてみたいと思います。1つ目は、感情は身体の痛みと同じで、脳内の痛みのようなものだという事です。感情は喜怒哀楽様々ありますが、特にここでは、喜びや楽しさの事は扱っていないつもりではありますが、喜怒哀楽も結局脳内で生じている事です。脳は身体の一部なので、結局感情は身体に基づいて生じているという事です。脳の偏桃体という部分が感情を司っていると言われています。偏桃体が脳内の神経系に基づいて刺激されて、ネガティブな感情の場合は、苦しみや辛さを感じる事になります。ですから、神経系の作用が落ち着いてくれば自然と感情は収まります。

 

2つ目は、感情や気分は波があるという事です。うつ病の1つに、双極性障害といわれるものがありますが、生体のリズムのように、一か月くらいの周期をもって、気分が上がったり、下がったりします。躁の時は気分はハイになって元気ですが、鬱の周期になると気分は悪くなり、辛い日々を送ることになります。身体の生体リズムと同じで、その振幅が大きいとつらさが大きくなって、本当につらいですが、振幅を上手に生活習慣や睡眠で整えれば辛さの程度も小さくなります。

 

そのように考えると、感情や気分の変化がネガティブに起こった時は、それに振り回されないように過ごすのは本当に良いと思います。むしろ対処法を身につけたほうが良いように思います。

 

まずは、嫌な事、辛い事があったら、その人はとにかくやり過ごす事に越したことはありません。とにかく一日を終わらせる。無理に解決しようとしない。感情や気分は容易にコントロールできるものでありません。上手に気をそらしたりして感情や気分を忘れたり、感じなくする方法はありますが、それとは別に、とにかく無理に考え込まず、解決しようとせず、寝てその日をやり過ごす。次の日になれば、疲れも取れて、感情も静まって、冷静に前日の辛さや苦しさについて対処する事が出来ます。

 

そして、もう一つの対処法は、上で言った双極性障害の観点から、数週間の時間の単位で対応していくという事です。どうせ今辛くても、数週間経てば、気分は晴れてきます。二週間が目安でしょうか。二週間も経てば、気分は楽になっています。実際は、ほぼ二週間前のつらさなど忘れています。新しい習慣を身につけるのも、だいたい二週間かかると考えられますが、これと同じです。気分も二週間で変化を実感できます。双極性障害の人でなくても、たいていこの感情の起伏を持っています。そして、この感情の起伏の振幅は変えられます。体調を改善して、生活習慣を整えて、しっかり運動をし、睡眠をとるなど、基本的な事です。

 

感情や不安に振りまわされるのはもったいないです。脳内で痛みを感じているようなものです。だから、とにかくその日をやり過ごして、二週間ほどの周期で、体調を整えていきましょう。その頃にはつらい感情は収まっているはずです。そのようにして、あまり辛さや苦しさに向き合い過ぎずに、身体からアプローチするようにしていきましょう。