毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

辛くて苦しい時。コップの水が溢れないようにする方法。

仕事が上手くいかない。子育てで苦しんでいる。人間関係で悩んでいる。

抱えている問題が大変すぎて、辛くて苦しい。ストレスが耐えられなくて、でもどうしたらいいか分からない。そういう事ってありますよね。こういう時、抜本的な解決方法が欲しいですよね。でも、だいたいそういう時って、いっぺんに解決する方法ってないんですよね。人間は、そういう風にはできていないんだと思います。大事なことは、コップの水が溢れないようにする事だと思うんです。

 

人間というのは、同時並行でいろんな事を抱えながら、それぞれの問題を少しずつ解決しながら前に進んでいくものなんです。そして、ストレスも一個ではなくて、いろんな種類のストレスを抱えながら、どのストレスも完全には解消しないながらも軽減しながら、やっていくものなんです。だから、苦しくてそれでもそれを解決して前進しようとする時、最も重要な問題を一つ解決しようとするのではなく、小さなことから手をつけていくのがいいと思います。

 

解決方法のひとつは、仲の良い誰かと話をして、問題を共有してもらったり、客観性を取り戻したりして、慰めてもらったり、心を落ち着かせたりすることです。話ができる親がいるなら親でもいいし、恋人でも配偶者でももちろんいいし、最近は会ってないけど以前は仲の良かった友人でもいいと思います。意外と、話を聞いてもらうと、いかに自分が大変な状態になっているかに気づかされたり、自己肯定感を回復出来たりして、ストレスが軽減するものです。そうやって、コップの水が溢れない程度でストレスを下げることは大事です。

 

体のケアや睡眠不足を解消させるとかも有効です。ストレスの耐性は、身体の調子が強く影響します。ストレスの原因となる悩みや問題と、身体の疲れや睡眠不足は関係ないように思うかもしれませんが、人間は身体からできていて、ストレスも身体とつながっています。だから、身体のケアは確実にストレスを軽減します。ぜひ、身体を労ってください。

 

上で言ったように、問題はひとつではありません。小さな問題が重なっているはずです。だから、例えば10個問題があったら、最も軽そうな問題をひとつ手をつけてください。問題が10個あるのを9個にできたら、それだけでも効果はあるはずです。コップの水を溢れないようにすることは本当に有効です。いっぺんに全部の問題を解決しようとせず、できる問題から解決していきましょう。

 

そして、もし時間や余裕があったら、問題について、じっくり考えてみてください。自分と深く向き合って、いったい何が問題なのか、何がそんなに自分を苦しめているのか、本質な問題は何なのか。こういう苦しい時にこそ問題にしっかり向き合う事は、自分がどういう事を問題として抱えやすいのか、自分を知るいい機会になります。辛く苦しい時に、自分にしっかりコミットするのは確かに大変なことですけど、もし自分の根本問題を発見できたら、今後の対処の仕方にとても役に立ちます。もし可能なら、取り組んでみてください。

 

そういうわけで、辛くて苦しい時は、大きな問題に向き合っていっぺんに解決しようとしないでください。大事なことはコップの水を溢れないようにすることです。コップの水を溢れないようにすることは、人間の方法です。問題やストレスがゼロにする事は無理ですし、アプローチとしては間違えています。ほとんどの場合、たくさんの小さな問題を抱えています。だから、全てを解決しようとせず、小さなことから手をつけていきましょう。