毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

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働き続けられる理由は2つ。「愛」と「損得」について。

会社で働き続けるのが大変と感じているみなさん。私も大変だと感じています。何度も辞めたいと思うことはありましたが、結局辞める決断ができず、というより、本気で辞めるという決意に至ることがおそらくなく、ここまで来た、という感じです。

色々と考えると、会社を辞められない理由が2つあるように思います。それは、「愛」と「損得」です。実際この2つが十分でなくなると、働き続けることが大変になってくるように思います。そこで、この2つの観点から、会社で働く理由について考えてみたいと思います。

 

まず、「愛」とは何かです。ここでは、愛とは人間関係上の事です。会社では、人間関係が大きな要素になると思います。人間関係が良好だと働きやすいですが、悪いと働きにくくなります。なので、この人間関係を、「愛」に基づいて構築していけばよいのではないかという事です。「愛」とは、例えば、恋愛です。恋愛を知っている人なら分かると思いますが、恋愛というのは、好きな人と付き合いたいと思う時、その人に対する恋愛感情は芽生えていると思います。この恋愛感情に基づいて、会社内の人間関係を構築していけば良いという事です。もし、その人の事が好きではない時、恋愛感情がありませんから、無理して付き合う事はしないと思います。これと同じように、社内で、その人の事が好きではない時、その人は人間関係をあまり構築しない方が良いという事です。愛とは、恋愛の他、家族愛、友愛、師弟愛、など色んな種類の愛があると思います。どれも同じで、相手を大事に思う、相手と話をしたい、相手を尊敬している、相手を心配する、などの愛の感情を基準にして、社内で人間関係を構築できるかどうかという事です。

 

では、損得ですが、これは言うまでもなく、働いていて、損か得か、それだけです。働いていて出世できそうかどうかとか、好きな仕事ができそうかどうかとか、給料がたくさんもらえそうかどうかとか、要は自分にとって働いて得を感じられるかどうかです。出世できそうにもない、仕事が面白くない、つまらない、給料に満足できない、こんな事ばかりだと、働き続けるには困難です。働いていれば、何かを学べて成長できそう、とかでもいいんです。得を少しでも感じられれば、働く続ける理由になります。

 

このような意味で、「愛」か「損得」か、もしくはその両方が満たされていれば、会社を辞めずに働き続けることが可能だと思います。得は全然ないけど、会社への愛があるから何とか働けるという事もあるかもしれません。その場合、たいてい、会社で勤めていた間での人間関係に愛がある経験があったからだと思います。社内での愛ある人間関係があれば、それが企業愛に転換していくことはあると思います。自分自身のアイデンティティを企業が支えるという、ナショナリズムと同じ原理で企業愛は根付くものです。そのような愛も含めて、愛か損得か、どちらかがあれば、働き続ける理由、辞めずに働き続けられる支えになると思います。

 

では、愛も損得も感じられない場合はどうでしょう。これは辞めるかどうかを考える時かもしれません。でなければ、働き続けることがあまりにもつらいはずです。その会社で働いている喜びがあまりにもありません。

最近、景気もあまり良いわけでもないので、得を感じづらくなっているかもしれません。また、人間関係が希薄化してきていて、愛のない会社勤めになっているかもしれません。実際、愛も損得も感じられず、働いている人は少なくないでしょう。働き続けるためには、この2つを大事にしてみてください。それらを大事にしていけば、働くのは楽になっていくかもしれません。