来る日も来る日も、今日という１日がやってきます。まるで同じような日が来る日も来る日もやってきます。ですが、その毎日は微妙に違います。微妙どころか、全く違います。同じ日なんて１日もありません。そうなんです。来る日も来る日も違う毎日がやってきているんです。
どのように過ごしても、来る日も来る日も新鮮な、これまでにない１日がやってきます。もう2度と同じ日ではない１日がやってきます。１日１日は、どれも唯一で、貴重な１日たちです。
そのように考えてみると、今日という１日はとても価値のある日で、血の通った生きた１日です。リアルな1日です。そのリアルな１日をどう生きるか。軽いものではありません。
２度とやってこない今日という日。貴重この上ない今日という日。そう思うと、１日１日、ゆっくりと、丁寧に、味わいながら過ごしたいと思ってしまいます。
今日という日は、色んな可能性を秘めています。明日に向かって今日という日がどのようにあるのか、今日という日をどのように過ごすか、とても大事です。今日の過ごし方次第で、明日は大きく違うものになるかもしれません。
そして、今日という日は、昨日の影響を受けています。昨日があって今日があるわけですから。当然です。昨日が無ければ、今日はありません。昨日という日の上に、今日という日が乗っかっているわけです。
ですが、昨日という日を絶対に引きずらないといけないわけではありません。昨日が仮にいまいちな過ごし方をしたとしても、今日は昨日ではありませんから、今日という新鮮な日を、昨日とは全く違う風に過ごしていいんです。昨日が特別なら、今日も特別です。今日は今日だけの過ごし方をしていいんです。
今日という日は、言ってしまえば、昨日の自分が死んで今日新たにリボーンする。そんな感じで迎えていいんです。常に、今日という日を初日として迎えていいんです。とは言え、もちろん、昨日の経験を今日に活かしてもいいんです。今日は昨日という日を経て、色々な過ごし方が有りな日なんです。その意味で、今日は、昨日という日を終えた今、圧倒的に何でも有りなんです。
来る日も来る日も、同じような日が続いているような気がします。あんまり気にせずぼーっと過ごしていたら、今日という日の貴重さを忘れてしまいます。ですが、今日は貴重なんです。昨日も明日ももちろん貴重ですが、今日は今日で確実に貴重な日です。今日は初日で、リボーンの１日で、完全に自由です。
