毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

今に集中し、自分に集中する。そして、自己認識する。

「今」に集中する事は大事だと思っているのですが、同じく「自分」に集中する事も大事だと感じています。「今」と「自分」は凄く似ている気がします。

 

「今」に集中できていないというのは、頭の中にある過去の記憶やまだ起きもしない未来に対する予測みたいなものに振り回されるという事です。過去や未来の事について考える事はこれからの事に備えるという意味では役に立ちますが、「今」がないがしろにされてしまいます。

 

「自分」についてもこれに似ていて、「自分」に集中できていないのというのは、自分の周りの人や世の中の事ばかり気にして、自分の事をないがしろにしてしまうという事です。何か、周りの事に散漫になって、いわゆる比較のような事ばかりをしてしまっている状態です。

 

「今」に集中するというのも「自分」に集中するというのも、それが出来ていないというのは、散漫になっているという事です。

 

なので、「今」に集中するのと同じく、「自分」に集中する事が大切だと思います。自分に集中するというのは、自分自身に集中するという事でもあるし、自分の事について集中するという事でもあるし、自分の向き合っている対象に集中するという事でもあります。

 

諸法無我と言って、自分と自分以外、他人を区別せよと言っているわけではありません。「自分」があり過ぎると、それは自分にこだわり過ぎる事になって、他人と自分との区別が比較につながってしまいます。

 

そうではなくて、自分の向き合っている対象に集中するという事です。この「集中する」というのはポイントです。自分の事にちゃんと集中し、周りの人の事にもちゃんと集中し、自分が向き合っている対象にもちゃんと集中するという事です。

 

そして、向き合っている対象としての自分にちゃんと集中する、コミットするという事は大事です。自分をしっかり認める、認識するという事です。自分をちゃんと認識することなく散漫になっていると、自分がないがしろにされます。つまり、自己認識が大事だという事です。これがちゃんとできると、他者認識もちゃんとできます。

 

自分に集中できていないと、たいてい周りの事に無意識に気を取られ、散漫になり、自分をちゃんと認識する事が出来ません。そういう意味で、「今」に集中すると同じく、「自分」に集中する。大事だと思います。

 

日々、ちゃんと自分という対象に集中して、自分にコミットして、自分を認めて、自分を認識する。これが大事だと思います。