毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

何かを始めなきゃ。でも始められない。Do Less.

自分に人生を変えたい。変わりたい。だから、新しい事を始めなきゃ。でも、何をしたらいいかわからないし、何も始められない。そんな事ってありませんか。私はよくありました。いや、今でもそうかもしれません。

 

何か新しい事を始めないと自分を変えられないし、人生も変えられない。そうやって、焦燥感だけがつのって、その事で疲れていたりすると思います。

 

そんなときは、Do Lessです。逆の発想です。何かやろうとするのではなく、むしろ減らしていくのが良いと思います。ものも増やすのではなく、減らしていって快適さをキープします。これと同じです。以前から断捨離とかも人気がありますし、ミニマリストの人たちも注目されています。Do moreじゃなくて、Do Lessです。

 

そこで、何かを始めるためには何を減らしていくべき、という事について話していきたいと思います。

 

まず、”やろうと思っている事を減らす”という事です。きっと、頭の中は、あれもこれも、といっぱいやりたい事が湧いていると思います。でも、どれも整理されておらず、未知の計画というか、やりたいとは思ったものの、具体的にどうするかまで考え切れておらず、願望も入り混じっていたりして混乱状態になっている事と思います。本当にやりたい事も、何となくやりたい事も、たくさん混ざっていたりすると思います。私は、本当にすぐこんな感じになります。そうやって、実現しないたくさんの未来のシナリオ、それも願望混じりのシナリオがたくさんあります。シナリオとも言えません。だから、そういうのをむしろきちんと整理して、減らしていく。そうすると、頭の中の混乱が治まって、曖昧なものや今考える必要なないものを取り除くことが出来ます。そうすると、より具体的で、よりやりたい事が見えてくるようになると思います。

 

そして、”やっている事を減らす”ことが良いと思います。今やっている事、今日一日やった事という短い時間の間隔ではなく、この一週間、二週間、一か月、の期間で振り返ってみるのが良いと思います。もうやる必要が無くなっている事や、実はやり続けているけど、もう限界でやめた方が良い事や減らした方が良い事に気付くかもしれません。私は、勉強が好きで、あれもこれもと増やしがちなのですが、気付いたら本を買い過ぎたり、勉強するジャンルを増やし過ぎたりする事があります。だから、そういう時は思い切って、読まない本は捨てて勉強する予定から外すとか、習慣としてやっている勉強や読書の時間を20分でも10分でも減らすとか、そうやって余裕を作るようにしています。余裕や時間ができると、何かを新たに考えるスペースが出てきます。疲れも取れてきます。

 

もうひとつお話ししたいのは、”何もしない時間を作る”というという事です。これは、上でお話しした事を実践する方法とも言えます。何もしない時間を意識的に作っておくと、その時間は自由時間になります。何もしない自由時間は何をやってもいい時間ですし、たいてい何かを考える時間に使ってしまったりします。それでいいと思います。週末や、平日でも、家でも外出時の喫茶店でも、休憩する時間を作るのが良いと思います。私は、自分が日頃の仕事や人間関係で疲れやすいのを知っているので、週末はゆっくりする時間を作るように心がけています。朝からカーテンを全開にして陽の光を入れて、外の景色を眺めたりしています。ハーブティを飲んだり、お香を立てたりもしています。10分でもそういう時間を作ろうとすると、余裕が出てきます。疲れを感じていたことにも気付けるし、その事によって癒されてきたりもします。そうやって過ごしていると、”やろうと思っている事を減らす”事について考える事にも、ゆっくり着手できたりします。「考える」行為は、落ち着いている時にする事が肝要です。そういう時間を作る、何もしない時間を作る、という事は、何かをはじめる、とても有意義な、重要な時間になります。

 

自分を変えたい、何かを始めたい。焦りますよね。変化したい、進化したい。私もいつもそう思っています。でも、進化とは、循環の中で起こってくるものです。新しい事が始める時、どこかで古いものが消えていくものです。生命の営みは無限ではありません。みんな、生き物は有限の世界の中に生きています。何かが失われながら、何かが生まれています、それが生命の営みであり、進化です。

 

ぜひ、何かを始めたいと焦っているときは、何かを減らしてみましょう。きっとうまくいきます。