毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

自分を変えたいけど変えられないとき。環境を変える。

毎日、仕事をしたり、生活をしたりしていて、同じ生活パターンが続いていたりすると、焦燥感や停滞感を感じてきて、何か変わらないといけないな、自分を変えたいなと思う事ってありませんか。でも、どうやって変えていたらいいか分からない、何をして変わっていけばいいか思いつかない、っていう事になったりしませんか。私はよくあります。そうやって、時折停滞感や焦燥感を感じたりしています。そんなときにどうしているかについて、お話ししたいと思います。

 

結論から言うと、自分自身を変えようとせず、自分の環境を変えることを意識する事が良いと思います。環境というのは自分の周りの事を変えるというように思うかもしれませんが、実際は自分の事を変えることを含んでいます。

 

そこでまず、何故環境を変える事が良いかという理由について説明したいと思います。それは、生命とはどういう状態で成り立っているかを考えるとわかりやすいと思います。生命の最も単純なものは細胞です。細胞は、細胞自身と、それを取り囲む水と、水と細胞自身を隔てる細胞膜から成り立っています。そして、細胞膜は単純に細胞自身と水を物理的に隔てているのではなく、水と細胞自身の間で、物質などの情報をやり取りしています。この、水と、細胞膜と、細胞自身が、3つの因子が、生命の単純な構成です。水は、細胞自身にとっては外部の環境に思えますが、実際は環境因子の水も細胞自身を成り立たせる因子のひとつなのです。人間も同じく生命ですから、この定義に当てはまります。人間は、人間自身を取り囲む環境も人間の重要な一部なのです。したがって、環境を変えるという事は、自分自身を直接変える原因になります。

 

では、どうやって環境を変えるのが良いでしょうか。それは、生活のパターンを少し変えてみることです。生活のパターンは自分が日ごろからやっている事で成り立っています。習慣として日常化しています。それを何か変えてみるのです。たとえば、毎朝会社に行く前にコーヒーを飲んでみて出社する時間を変えてみるとか、出社する前に喫茶店によってみるとか、特に、普段の時間帯を少し変更するのが、環境を変える最も確実な事です。そのようにして、生活パターンのちょっとしたことをぜひ変えてみてほしいと思います。

 

また、そもそも何故自分を変えたいのかと思い至ったかを考えると、たいてい疲れていたりします。頭が自由に働かないから、変えようにも変えることを考えられないのです。ですから、そう思うときは休むことです。無理して変わろうとせず休み事を心がけてください。

 

そして、変わるためには、実際には時間がかかります。変わるためには習慣を変えることになりますから、習慣を変えたり、新たに習慣を作ったりするには、数週間かかります。その意味でも、無理して変わろうとする必要はありません。上で言ったように、環境因子を変えれば習慣のしくみに基づいて2週間ほどで自然と変わります。時間がかかると思うかもしれませんが、それが人間です。そのくらいの時間で変わっていく意識は大切です。

 

そして、無理に変わろうとするのではなく、結果としてどうなりたいのか、変わりたいのかについて考えてみることです。変わりたい自分に考えることは楽しい作業です。今は考えるだけで十分なのです。

 

どうでしょうか。変えたいときは、無理して何かを変えようとせず、環境を変えることを心がけてみてください、そして、休みをしっかりとって、変わるには時間が数週間ほどかかるという事実を知った上で、結果的にどう変わりたいかという事についてだけ考えればいいのです。環境を変えれば、数週間かかりますが、確実に変わっていきます。ぜひそう意識してトライしてみてください。