毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

希望の作り方。習慣による経験や記憶とプラグマティズム。

会社に勤め続けて、ちゃんと生計を立てながら生活していても、大して面白い事も楽しみも持てず、さらに、希望を持てず生きていたりしませんか。ちゃんと生活はできているとしても、来る日も来る日も仕事に頑張っているばかりでは、生きていくのがつらくなってきます。やっぱり生きるには夢や希望は必要です。

 

そもそも人間は、ネズミやモグラなどの哺乳類を祖先としています。彼らは主に真っ暗闇の土の中に暮らしていて、ひたすらに土を掘り続けながら生きています。きっと、真っ暗な中をもがきながら、陽の光を目指して生きていたのでしょう。光が必要だったのです。そして、人間にも、希望という光が必要なのです。そこで、希望をいかに作るかという事について考えてみたいと思います。

 

希望の作り方は、ネズミやモグラと同じで、暗闇の中でもがく続ける事です。そうしているうちに、空に向かって土に穴が開き、太陽の光が差し込んできます。その光をいかに暗闇の中でもがきながら見つけられるか、です。

 

それは、脳の仕組みから考えることが出来ると思います。人は、基本的には、習慣によって日々生活しています。習慣をベースにしながら新しい習慣を作って生活の新たな一部にしています。そのようにして、記憶学習して新しい事を学んでいます。脳内は、ここでは、暗闇と同じです。希望の光は簡単に見つかるものでありません。日々、もがきながらでも何かをして、そして経験をして、その経験の記憶を脳内に蓄積していきます。そして、ため込んだ記憶の断片の中から、希望の光を見つけ出すのです。毎日生活している中で、どの経験が希望の光になるのかは分かりません。でも、ある時その経験の断片が光輝いてきます。それが希望です。行動や習慣の継続の中に、希望が見いだされるのです。

 

プラグマティズムの思想は、まさにそのような希望を作る思想です。自分の信じる方向に向かって、もがきながら行動や経験を蓄積していく事で、夢や希望を見出し、現実化していくのです。人類はそうやって自分たちの未来を切り開いてきました。20世紀前半のアメリカの中心的思想はプラグマティズムです。資本主義社会の動力源は企業活動であり、それを支えていたのは人々のビジネスマインドです。その精神は、まさにプラグマティズムの精神と言えます。この精神は、希望や夢につながります。日々の行動、経験によって、希望や夢を作り、同時に自分の中に信念を構築して、能動的に自分の信念にしたがって希望に向かって、夢の実現に向かって生きていく。それこそが人間の方法です。

 

会社に勤めて、会社が求めている仕事をきちんとこなして働いていれば、確かに生きながらえることはできます。確かに、それは立派な事かもしれません。でも、人間には希望や夢がなければ、生きる道しるべがないのと同じで、生きるのが凄く困難になります。ですから、日々、習慣を積み重ねて行動して、それらの蓄積した経験や記憶の断片から希望の光を見つけてください。必ず見つかります。そして、それが希望になります。プラグマティズムの観点から、日々の行動や習慣の継続は自分の信念を育て、そして、希望や夢を発見することにつながります。ぜひ、プラグマティズムの精神を持って、新しい希望や夢を作ってみてください。