毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

親の限界を超えられないという病。小さなリスクからはじめる。

自由になりたい。好きな事をして生きていきたい。でも、そんな事簡単にできない。自分には絶対に無理、と悩みますよね。自分も会社勤めを続けていて、会社を辞めたい、独立して起業したい、と思う事がよくあります。でもなかなかできない自分がいます。

これには原因があって、自分の親にこれ以上はムリという限界を植え付けられている、という事があると思います。小さい頃から、親に「それは無理だ」と言われていたりすると、何故か自分も自分に対してそう思ってしまって、「それは無理だろうなぁ」と信じ切ってしまっているという事があります。また、親の背中を見て育っていると、生き方の限界を親の様子を通して無意識に学んでしまうという事もあると思います。そうやって、自分の限界を勝手に決めて生きてしまっているのです。

まさに、この親から刷り込まれた限界が、自分の自由の限界になってしまうです。それ以上先の自由に行きたいけど、そこには行ったこともないし、自分には絶対に無理だろうと。その限界の先は宇宙空間になっていて、その自由に飛び出せば人生は終わってしまう。大げさですが、そんな感じで自由の限界を無意識に作ってしまって、自由への跳躍ができずにいるのです。

 

親から与えられた限界は、親が人生の体験で身につけたリスクです。親にとってそれ以上先はリスクで、親から見て子どもがとろうとしているリスクが不安で仕方なくて、その不安感が子に伝わるのです。親の不安感は子供に影響を与えますから、親が不安に感じることは子供にとってその範囲は安全圏ではないので、安心して生きていく事の出来る範囲が制限されてしまいます。逆に親から安心感を与えられていれば、子は安心感の範囲を広げて大きく飛び出せるはずです。ですが、親には親世代の生きる自由の範囲があり、とれないリスクがあり、その想像する範囲でリスクに感じることは子どもにはやってほしくないのです。それが、例え口にしないとしても、態度を見れば子供はわかってしまいます。それ以上のリスクはとれないと。

 

しかし、このリスクの不安が、ずっと人生に付きまとうことがあります。自分にとっての自由に制限がかかってしまって、その事がずーっと頭をもたげます。人生に大きくのしかかってきます。なので、この親の限界を超えられないという病にかかったまま生きていく事になります。

 

だから、この親の限界を超えるためには、やはり、植え付けられたい限界を超えないといけません。そのためには、リスクをとる事です。ただし、限界と思っている事を超えるのは簡単ではありません。だから、石橋を叩いて渡るではないですが、用心深く、小さいリスクからとっていくのがいいと思います。ほんの少しでいいから、小さな小さな慣れないリスクをとるのです。

 

とれないと信じていたリスクをとるわけですからそれは大変な事ですが、これは新しい習慣を作るのと同じことです。できないことを、練習を積み重ねて、身体で覚えるのです。新しい習慣を身につけるには時間がかかります。一日二日では身につきません。ある程度は続けないといけません。でも、習慣を作るようにして小さなリスクを取り続けていけば、きっとそのうち慣れてきてリスクではなくなってきます。

 

そうしたら、また新たに小さなリスクをとってください。そうやって、小さなリスクをとっては克服し、これを繰り返していきましょう。そうやって、無意識に作っていた限界を少しずつ打ち破っていくのです。

そして、リスクを少しずつ大きくしていくのです。これも、難易度の高い習慣を続けるように、少し大きなリスクをとっていきましょう。いずれ克服できます。

このように、小さなリスクからはじめて、その小さなリスクを小さく小さく超えていって、少しずつ大きくしていく事で、限界を少しずつ打ち破られていくはずです。

 

親に刷り込まれた限界に気付いて、限界を超えるために、小さなリスクからはじめましょう。きっと、それまで思ってもいなかったような限界を超えられるはずです。そうやって今まで感じたことのない自由を獲得して、もっと自由に生きていきましょう。