毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

自分だけの世界を創る。でも、虚しさの問題が。

自分にとって好きなものとか、大事なものってあると思います。そういう自分だけの世界を大事に育てて、創っていく事は、自分の人生を豊かにしていく大事な事だと思います。ですが、自分の世界に埋没していていいのだろうか、単なるオタクの世界に入り込んでいるだけではないだろうか、という事を恐れていたりしませんか。そして、自分の好きな事、自分だけの世界に埋没していても、それは意味がなく、虚しいだけではないだろうかと、不安を感じたりしていませんか。私がここで言いたい結論は、そんなことは気にせず、自分だけの世界を創ろう、という話です。

自分だけの世界を創って、せっせとその事にいつも取り組んでいる人は楽しそうだし、その事に幸せを感じることができています。そういう自分だけの幸せは、やっぱり自分を豊かにして、人生を楽しいものにしてくれます。

 

経済の話をすると、現在の資本主義社会を見てください。企業は一生懸命自分たち、もしくは、自分たちの社会を運営するために、新しい市場を創り、獲得することにしのぎを削っています。経済システムの循環に必要なのは、資源です。資源は多い方が市場は豊かですし。資源は多様であることが望ましいです。そして、歴史を振り返ってみれば、何百年も前に生きていた人々が創ってきたものが、今や価値ある商品になっています。小説などはそうで、昔の人の誰かの日記みたいのものだったりしますが、当時の本人にとっての手記みたいのものが、今や小説となって多くに人に読まれ、市場を形成しています。そして、そのような小説を参考に、現代の新しい小説が次々に誕生しています。漫画なども同じです。ルネサンスの時代に生まれた数多くの芸術品は、確かに当時から価値あるものだったのでしょうが、言えばただの個人の趣味として創られたものです。今や計り知れないほどの価値がつけられ、一般庶民には購入できない代物になっています。そして、大きな市場を形成しています。経済の原動力は、資源であり、それは人々が創ってきたものです。森や自然の繁栄にとって大事なのは、土壌などの資源であり、経済もそれと同じです。自然の循環と、経済の循環は根本的に同じで、資源が重要です。その意味で、自分だけの世界を創ることは、確かにオタク的で誰の役にも立たないかもしれませんが、未来の資源の潜在性があるのです。

 

また、自分だけの世界を創る行為は、周囲の人々や人間関係から遠ざかり、自閉的になっていって、孤立してしまうのではないかという不安です。確かに、そうなる事態はあり得ると思います。一人になってしまうと寂しいですし、孤独感がつらく感じられます。

これは、自分にとっての人間関係の構築の問題です。人によっては、人間に対する関心がどうしてもそれほどない、という事もあるでしょうし、他人ともっと関わっていかなければさみしくて生きていかれないとう事もあるでしょう。内向的な人や外向的な人はそれぞれいます。そういうのはどちらでもよくて、自分にとっての適切な人間関係を構築していく事が大切だというです。きっと適切なバランスがあります。浅く広く多くの人との交友関係が必要な人もいるし、深く狭い特定の人たちだけの交友関係に制限する事が必要な人もいます。それは人それぞれです。

でも、やっぱり、自分だけの世界を創っていく事は、人間関係とは関係なく、自分を豊かにします。

 

自分だけの世界はただ虚しいだけではないかと悩む必要はありません。世界は、人間である以上人間社会という環境の中に生きていますから、時空を超えて、他人と別世界を生きるなんてことはありません。そして、人は人と関わるとき、その人の世界を知りたいと思うものです。その人の創った世界を、他人は本当は知りたいし、それを通して、その人自身を知るんだと思います。

なので、思い切って、自分だけの世界を創っていきましょう。