毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

心・気持ち・感情と相互作用する事で体験は豊かになり、生は生き生きと感じられる。

人にとって、体験は凄く大事なものだと思います。人にとっての体験とは、自分の中での体験であり、心の動きや気持ちの揺れ、感情の波に触れる事で、体験はより豊かになると思います。逆に言うと、そういった、心や気持ち、感情との相互作用なく過ごしてしまうと、それはそれで時は経ってしまいますが、人にとっては体験がないものになってしまいます。何かを体験している時、自分の心との相互作用を通して体験する事が、その体験をより豊かに、そして、生がより生き生きとしてくるのではないかと思います。

 

知識や情報は、確かに生きていくのに役に立ちますが、それは思考の為す技であって、判断したり分析したりする思考は、基本的に心や気持ち、感情と相互作用するものではないので、豊かな体験をするには、自分との心との関わりを意識する事が大事です。

 

自分たちの目は、心と相互作用という点から言うと、目の前に広がる視界に対して「情景」を見るためにあると言ってもいいのかもしれません。ただ目の前の実体そのものを見て、視界を認識するだけであれば、それは人間として見るというには十分ではないように思います。単なる視界としてではなく、心を通わせながら「情景」として見た時、より人間として「見た」と言えるような気がします。

 

文章や言葉も、心や気持ち、感情と、上手く、より良く、より心地良く感じられるように、触れられるように、使えるようになると良いと思います。言葉とは、感覚器官のようなもので、心や気持ち、感情と、相互作用したり、触れたりするもののように思います。言葉は人間にとって先天的なものではないので、言葉をもっと学んで、よく知って、世の中のありとあらゆるものと、自分の心、気もち、感情と関係させるもの、相互作用させるもの、通わせるものとして使えるようになれると、人間としてより豊かな体験が出来るようになると思います。

 

その意味で思考は、言葉との関連性が強く、思考によって世の中のありとあらゆるものを言葉に結び付けて、心に上手く伝えられるようになると、世界とより心を通わせることが出来るようになって、世界との体験がより豊かに、そして、生も生き生きとしてくるように思います。

 

人の体験とは、心、気もち、感情と相互作用してはじめて、体験として意味を為すもので、人間としての生をより感じて生きる事が出来るように思います。そういった体験の連なりが、パーソナルな自分の人生を豊かにしてくれるし、また、世界や周りの人たちとも、豊かに関わる事ができるようになると思います。