人の感情には曖昧なものがあって、その状態を言葉にするのは難しいものです。
人間は感情が重要ではありながら、感情に振り回されることも多く、できるだけ自分の感情がどのような状態なのかをつかんでおくことが重要です。
そして、感情をできるだけ言葉にすることが、やはり重要だと感じます。人は、言語化されたことでないとしっかりと理解していると感じづらいからです。
もちろん、直感で分かるということもありますが、それだけではなくて、言葉を有効に使うという意味でも、より的確に感情を言葉で表現しておいた方が自分を上手くコントロールできるわけです。
人は、頭を使って自分で考えて、行動するわけですが、それ以前に、感情が思考を支配していることも多く、その意味でも、感情をできるだけ理解していないと、不安定な感情のまま何かを考えてもその思考は当てにならない場合があるのです。
そういうわけで、感情を言葉にしたいわけですが、感情は本当にあいまいで、多様で、そして揺れ動いてもいますから、つかみどころがないわけです。
だからこそ、語彙が多いことも重要です。単純な言葉しか知らないと、多様な感情をより的確に表現することはできません。
また、語彙もそうですが、そもそも、色んな文章を読んで言葉の使い方を仕入れておかないと、感情を言葉にすることもできません。
とは言え、言葉とはそもそもすべての感情を説明する語彙を持っているとは限らないので、自分自身で言葉をたくさん使っていって、自ら使える言葉を身につけつつ、新しい言葉の表現を作っていかないといけない面もあります。
そして、自分が感じている感情を言葉にしたときに、それが合っているかどうかを判断するのも自分であり、その意味でも、今感じている感情を言葉にしていく作業が重要になるわけです。
色々と自分の言葉で感情を表現してみて、完全に感情と言葉が一致しないとしても、それでできるだけ近づけようとする努力が必要になります。
自分で自分の感情を理解するというのは、一人二役になって、自分のことを自分で認めて受け入れる作業であり、もし、今感じている感情を的確に言葉にできたなら、きっと自分のことを受け止めてもらえた、あるいは、分かってもらえた、という何とも言えない喜びがあると思います。
人は自分のことを知ってもらいたいものです。
感情は自分のことであり、自分が何を感じているのか、今何を思っているのか、知ってもらいたいのです。分かってもらいたいのです。
それを、自分が自分のために分かってあげるわけです。
その意味でも、自分の感情を言葉にして、できるだけ的確に表現するということはとても重要なのです。