毎日の哲学の断片をつづるブログ

日々哲学することを習慣とし、思考と言葉をつづる

人間は、今という永遠の時間の中でいつだって生きている。

人間はいくらでも過去を振り返ることができるし、未来を想像することもできます。

 

未来の想像に関しては、先のことであるだけにその可能性は無限であり、今の時点ではどのようにしてもそれを確かめることができません。

 

より先のことになればなるほど、その想像が現実のものになる確率はゼロに近づきます。

 

人が生きているのは、間違いなく「今」です。

 

過去のことについて想像するのも「今」であるし、未来のことについて想像するのも「今」であるわけです。

 

過去や未来などの時間軸について想像することもできますが、想像するのは時間軸だけではありません。

 

そして、「今」できることのすべてが想像することだけではありません。

 

想像することは人間の得意なことですが、人間ができることは想像することだけではありません。

 

人間は、今この瞬間を生きているのであって、今どのように感じているか、どのように知覚しているか、そのことが重要なのです。

 

今を感じることが、今という時間を自分に与えることであり、時間はそのようにして自ら作り出すものです。その中で、人は何をするか、どのように行為するか、どのような行動をとるか、そこに自分の生はあるわけです。

 

それは人間にとって体験するということであって、今ある時間の中で体験することができるということです。

 

そこに、人間が生きるというポテンシャルがあるわけです。無限のポテンシャルがあるわけです。

 

まだ体験することのない未来を豊かにすることも重要ですが、今この瞬間の体験を豊かにすることがもちろん重要です。

 

自分の脳内で広がった不安や後悔、色んなことがあったとしても、今のこの瞬間に戻ってくることによって、いつからでも自分の生を始めることができるのです。

 

どんなに不安に思える未来を想像したとしても、今この瞬間の時間の中に戻ってきて、今何を感じるか、今どうするか、その体験の先に未来はいくらでも切り開かれていくわけです。

 

連続する今という時間の中を、人は生きています。いつだって今を生きているんです。何に意識を向け、何に集中し、何をするか。それを感じ、知覚し、身体とともに、今という時間を生きる。その連続性の中に人間の生はあって、自らの永遠の時間があるのです。

 

人はいつでも今に戻ってくることができるし、時間というものを作り出すことができます。どんな過去があってもどんな未来であっても、今という永遠に引き伸ばされた時間の中で体験することを通して自分自身の生はあるのです。