時間は常に流れています。人はその時間の流れの中にいます。時間の流れの中を生きています。
時間は、川の流れのように流れ続けていて、人も生き物も、ありとあらゆるものがその流れの中にいるのです。
時の流れに身を任せて、行きつく先まで行ってみることもできます。一方で、その流れに抗って進路を変えることだってできます。
いずれにしても、高いところから低いところへ、流れていく方向は基本的に同じです。
人は時の流れの中にいながら、常に「今」という時間にいます。
これから先、どのような未来になっているかは常に分からず、未来を予測しながらも予測通りになるかどうかは、その未来が「今」になってみないと決して分かりません。
一方で、過去のある時点から今に至るまでの時間に何が起こり、そして、今どのようになったかは分かります。
未来は分からなくても、今は分かるわけです。
時の流れの中においては、確かなのは、今から未来の間での結果ではなく、過去から今に至るまでの結果だということです。
今の時点において、今の時点から未来のある時点の間で起こること、その間での変化や違いは分かりませんが、過去のある時点から今の時点の間に起こったこと、つまり、その間での変化や違いは分かるということです。
ですから、常に流れ続けている時間の中では、過去から今に至るまでを振り返ることで、確かな変化や違いを確認することができるということです。
だから、この先の未来にどのようになるのか、を考える場合、今がどのような状況かがちゃんと把握できてなければ、その未来がやってきたとしても、どのようになったかどうか、その結果は確認できないのです。
わたしたち人間が、確実に確認できることは、過去のある時点から今に至る変化であり、違いであり、結果です。
それが分かっていると、今の状態が時の流れとともに未来に到達したとき、同じように振り返ることで、その時の結果や変化が分かるのです。
だからわたしたちは、常に過去を振り返って今に至るまでの結果を確認しなければなりません。今しか生きられないわたしたちは、時間の流れの中ではそのようにでしか時間を捉えることができないのです。
そして、そのようにして時間をとらえることができるようになると、未来に対しても、未来のある時点へと自分を導くことができます。確実でないとしても、自分が予測し、そのような未来が実現するように、今からどうするか、考え、備え、行動することができるようになるのです。