人は、自分にとっての現実が重要であるわけですが、それは人間が主観的な生き物であるからです。
客観的な世界がそこにあって、その中に自分は確かにいるわけですが、自分は主観というフィルターを通してそこにいるわけですから、世界に対する見え方は自分特有のものになります。
ですから、自分の見え方が結局は重要であり、つまり、「ものの見方」というものが人にとってはとても重要だということです。
自分のものの見方というフィルターとして見える世界が、自分にとっての現実というわけです。
人は、経験していないことは分かりません。経験する前に本を読んでいれば、そのことは知っているかもしれませんが、実際に経験してみると、本を読んで知ること以上に知ることができます。
経験する前と、経験した後とでは、知っていることが違います。それは、ものの見方にも影響します。
ものの見方が変わるだけで、自分にとっての世界は、つまり、現実は違ったものになります。
ものの見方が変わるということは、自分にとっての世界が変わるわけですから、体験そのものが変わるわけです。
同じことをしていても、昨日までの体験と、今日の体験が違うということです。違う世界を生きているということです。
ものの見方が変われば、当然行動が変わります。
以前までのものの見方であれば、目の前には限られた世界しか広がっていなくて、道は一本しか見えなかったわけですが、ものの見方が変わると、道は一本ではなく、二本、三本と増えているわけです。
これまでとは違う道を選んで進んでいくことができるようになるのです。
見えない道は無いのと同じです。何もない道には進みようがありません。ですが、そこに道があることを知ったなら、その道に進むことができるわけです。
明らかに行動が変わるわけです。
ものの見方が変わり、行動が変わる。もちろん、行動が変われば、その経験によってものの見方が変わる。
このサイクルによって、自分の世界、あるいは、現実が変わるわけです。
人はいつでも突破口があります。この先進めなくなっても、必ず突破口を見出すことができます。
昨日まで存在していなかった突破口が、ものの見方が変わることで見えてくるのです。
今、自分の目の前に世界があって、このような現実を自分は生きているんだと認識しているかもしれません。ですが、それはあくまで、今ある世界です。
ものの見方が変われば、明日、あるいは、すぐにでも、世界は変わるかもしれません。今まで想像も出来なかった世界は、実は目の前に広がっていたことに気付くかもしれません。