人は、日々活動していると、疲れを感じます。それ自体は普通のことです。活動しているのですから、当然疲れます。
ですが、疲れているのに、活動を止めずにさらに何かを続けてしまいます。人間は疲れた分ちゃんと休んで回復しないといけないのに、そのまま活動を継続しようとしてしまうのです。
疲れと言ってもいろんな種類があって、活動をした方が疲れを取ることには良いこともあります。
それは、活動していると思えて、ちゃんと回復につながっています。その活動そのものが、回復のためのアプローチになっているということです。
確かに、疲れたからと言って、ずっと寝ていたり、ダラダラ過ごしたりしていれば回復するかというと、そういうわけではありません。
基本的なサイクルとして、「活動する」→「疲れる」→「回復する」という循環が考えられますが、活動、疲れ、回復の具体的な内容がどのようなものであるかによっては、この循環は上手く回らないわけです。
身体を使って走るという活動であれば、肉体が疲れを感じて、その後は、身体を休めて回復するわけです。
ですが、考え込んだりストレスを抱えたりする活動の場合は、肉体が疲れを感じているというより、頭や神経系に伴って疲れているわけで、ただ身体をじっとさせているだけでは回復しないかもしれません。
だから、疲れを感じたとき、どのようなことで疲れているのか、また、どのような疲れなのか、を知る必要があります。
そのことを知らないと、休み方が分かりません。
例えば、睡眠は、回復するためにはとても重要です。身体が疲れている場合にも、脳が疲れている場合にも、効果があると思います。
ですが、疲れの内容によっては、睡眠をとることが回復につながらない場合もあります。むしろ、寝るより身体を動かした方が良い場合もあります。
ですから、どのようなことで疲れを感じているのか知るためにも、心を落ち着かせることがたいせつです。いったん立ち止まって、自分のことについてゆっくり落ち着いて考えるのです。
人は活動していることに注意を向けっぱなしで、自分の状態に注意を向けません。そのことを忘れているのです。
むしろ、疲れているということにも気付かない場合もあります。疲れているという認識が無いから、回復することもせず、気が付いたら、想像以上に疲れ切っていることもあるのです。
だから、日常的に、ちゃんと疲れている事に気付くためにも、いつでも立ち止まって心を落ち着かせるということです。そして、自分の状態を知ってあげるということです。