人は、「展開」が大好きです。
今の状態をより良い状態に展開させたいです。内側にある潜在的なものを顕在的なものにしたいです。
とにかく発展させたいのです。
人間は、展開させることで未来に向かおうとするのです。未来志向なのです。
人間には、ドーパミンの仕組みがありますから、未来に対する期待感がいっぱいで、新しい展開を待ち望んでいるのです。ですが、ただ待っていても何も起こらないので、自ら何かをして、現在の状況を変えていきたいのです。
これから来る未来を、新しいものに展開したいのです。
そのためには、何かしないといけないわけで、行動が現実を変えて展開することを実現してくれます。だから、人間は行動するのです。実践が現実を展開してくれるのです。
ですが、行動し、何かを実践しても、すぐにはその結果は出ません。実践は、コツコツと継続することで、ようやく結果として実るのです。
習慣の力であり、複利の力です。それには時間がかかります。
もちろん人間は習慣の力によってコツコツ頑張ります。コツコツ頑張って、実践を継続して、結果を出そうとします。結果を求めます。
ドーパミンドリブンです。
ですが、結果は容易には出ません。結果が出る未来はすぐに「現在」にはやってこないのです。
だから、心は焦ります。この「焦り」もドーパミンドリブンの一部です。
展開することが大好きな私たちは、思うように展開しないことに焦りを感じるのです。
「展開」は確かに好きですが、展開だけではなく、集中することも大切です。集中して、没頭するのです。
行動し、実践することに集中し、没頭するのです。
神経を、取り組んでいることに集中させるのです。とは言え、力む必要はありません。
ただ、今取り組んでいることに、心を落ち着かせて、集中するのです。
結果が出ることばかりに囚われずに、落ち着いて取り組むのです。
しばらく取り組んでいれば、自然と集中します。身体は、そのように集中することに落ち着いていくのです。ただ、それに身を任せるのです。
ドーパミンに頼らずに、エンドルフィンやアナンダミドに任せるのです。
没頭することは、展開することとは違うかもしれません。展開することの面白さと、没頭することの心地良さは違うかもしれません。
ですが、人間は1つの性質ではありません。ドーパミンも分泌されますが、他の神経伝達物質も分泌されるのです。
ですから、展開することが大好きなのはいいですが、そこに留まらずに、取り組んでいることに集中して没頭するのです。