毎日の哲学の断片をつづるブログ

日々哲学することを習慣とし、思考と言葉をつづる

音楽を聴くことは、時間の中にいるということ。

時間を感じたいなら、音楽を聴くのがいいと思います。

 

音楽を聴いているときというのは、時間の中にいるような感じになります。

 

時間というのは、実際には持続する流れとして主観的には感じられるわけですから、音楽というのは常に流れているということを踏まえると、音楽を聴いている間はまさに時間の流れの中にいるような感じになるわけです。

 

それは錯覚でも何でもないわけです。

 

人間は、空間的な認知については、視覚が行っているわけです。視覚の情報を空間として配置することで認知しているわけです。

 

これとは別の形で、主観的には時間を認知しているわけです。時間は主に聴覚による認知によって行っているのであり、耳から入ってくる音に耳をすませば、それが主観的には時間を作り出すということです。

 

ですから、音楽を聴いていれば、音楽により作り出される時間の持続に集中することができるわけです。

 

時間の感覚を忘れていても、音楽を聴くことによってそれを呼び戻すことができるわけです。

 

音楽はリズムというものがあって、それに耳を澄ませていれば、そのリズムに合わせて自ら時を刻んでしまうのであり、それが時間の流れを感じさせることにつながるわけです。

 

つまり、その状態が時間を感じている状態になるわけです。

 

時間の中にいるということは、生きた心地がすることにつながります。時間の流れを感じないということは、生きているという心地をしないことにつながります。

 

時間が必要だというよりは、時間を主観的に作り出すことによって、生きている感覚を取り戻しているのだと言えます。

時間の流れの中にあって人は生きている状態を感じ、そして、時間の流れにまるで運ばれているような感じで今を感じているわけです。

 

音楽というものは、時間の中にいる感覚を容易に取り戻してくれます。音楽のリズムとともに時間の流れの中にいることができ、音楽の流れに身を任せることができるわけです。

 

確かに、音楽を聴くとは、考えることとは異なります。考えている間、特に時間を感じているわけではありません。

 

時間を感じることと考えることは、独立したことであり、その意味でも、考えることと音楽を聴くことは別のことであるわけです。

 

時間を感じられないのであれば、考えることをするのではなく、音楽を聴くことが良いわけです。音楽は思考とは異なって、時間そのものを作り出しているわけですから、時間を感じたいのではあれば、考えるのではなく、音楽を聴くということです。