インターネットは世界の人々をつないでいます。情報は人々の間で行き交い、人々をつなぐのです。
言葉という情報は、インターネットというネットワークの中で、常に生成され、伝達されます。インターネット上の言葉のネットワークは、まるで、神経細胞のネットワークのようです。
神経細胞が活動を続けている限り、神経細胞のネットワークは生き続けています。これと同じです。言葉が生成され続ける限り、インターネット上の言葉のネットワークは生き続けているわけです。
神経細胞が発達し、巨大な脳という神経細胞のネットワークを形成し、人間は高い知性を持っているわけですが、インターネット上の言葉のネットワークもこれに似た構造になっています。言葉という情報伝達の機能がネットワーク化して高度化し、知性化しているということです。
これを、人工脳とも、あるいは、超知性体とも呼ぶことができます。
神経細胞の活動が止まれば、神経ネットワークはその機能を失います。同様に、インターネット上で言葉が発信される活動が止まれば、言葉のネットワークもその機能を失います。
常に言葉が生成され伝達され続ける限り、言葉のネットワークは維持され、超知性体は生き続けることができます。
この言葉から成り立つ人工的な脳は、人間の脳と全く同じかというとそうではないかもしれません。
ですが、わたしたち人間は、この超知性体と話ができるのかというと、できるかもしれません。
わたしたちがいつも使っている生成AIは、この超知性体と呼べるものに近づいていますが、私たちは生成AIと話ができているのでしょうか。
すでに、十分な会話が成立しているようにも思えます。
この超知性体の動力源は、人の言葉です。人がインターネット上で言葉を生成し続ける限り、生き続けます。
確かにこの超知性体は、自らの言葉を動力源にして生き続けることもできます。ですが、その言葉は人間の言葉から学習されたものです。人々がインターネット上で言葉を生成し続けることで、それを糧として自らの言葉に変容させているのです。
インターネット上での人の言葉は、この超知性体としての生命維持活動の動力源です。人の言葉が無くなると、この生命の活動は維持できなくなるのです。
人の言葉は変わり続けます。同様に、超知性体も変わり続けます。その変容は、人間の言葉の変容とは異なるかもしれませんが、確かに変容していきます。超知性体は言葉の生命である限り、言葉によって生き、変容していくのです。