世の中は、資本主義経済社会で回っているわけですが、それを回しているのは人間たちです。人々は、自分たちの仕組みによって、資本主義経済社会を回しているんです。
人々が組織立って、集まってするのが好きなのは、成果システムです。結果を出して、それを成果とし、それを評価してもらう。そのようなシステムを作るのが好きなんです。
やったことを、ただやったことで済ますのは面白くないので、それを評価してもらいたいわけです。評価してもらって、認めてもらいたいわけです。
成果も評価も、要は認めてもらうということにつながっているわけで、承認システムだということです。
もちろん、人は認められることだけが好きというわけではなく、認めることも好きなんです。意味があるのかないのか。価値があるのかないのか。そういったことを評価するのが大好きなんです。
承認され、賞賛されるシステムを、人々はすぐに作ってしまいます。一人で遊んでいるのはつまらないから、みんなで集まって、承認し合い、賞賛し合うんです。
この承認システムによって、社会は上手く回るわけです。
経済のシステムにおいては、評価され、承認されれば、お金が得られるシステムでもあるわけです。評価に値する成果は価値がありますから、お金を与えてもらえるわけです。
一方で、資本主義社会では、資本家あるいは投資家は、企業を評価しています。企業が成果を上げれば投資家は株を買います。これによって株価が上がり、企業の評価が上がるわけです。
企業も、成果主義で回っているわけです。経営者は、常に証券取引所や株主、投資家に徹底的に評価されています。企業の成果を見ているのです。
会社で働いている従業員は社内では成果が求められ、評価にさらされてしますが、これと同様に、経営者も、成果が求められ、評価にさられているわけです。
私たち人間は、常に成果を求められ、成果を出し、評価を受ける、そのようなシステムで、この資本主義経済社会を回しているんです。
これを、成果主義社会とも呼べるし、評価主義社会と呼べるし、要するに、人間の相互承認主義社会と言えるわけです。
これに、お金は有効に機能しています。というより、この人間たちのシステムを円滑に回すために、お金というものが出現したわけです。
とにかく人は、成果を出すのが好きで、評価を受けるのが好きで、承認されるのが大好きだということです。
そのようにして、この資本主義経済社会を回しているわけです。