世界が常に変わり続けているとしたら、当然自分も変わり続けているわけです。ありとあらゆるものが留まることなく変わり続けているわけですから。
そうだとしたら、変化していないように感じるのは、自分が変わらないようにしているのではないか、そのようにも思えてきます。
変化しているのに、自ら逆に変化しないようにしているのではないか、と疑いたくなります。
自分自身は変わりたいのに、実は自分自身こそが変わらないようにしている。とても不思議です。
自分が見ているものがいつも同じだから、変わっていないように見えるのかもしれません。
見ているものだけではなく、考えていることも同じだから、変わっていないように感じるのかもしれません。
世界も変わっていて、実は自分自身もちゃんと変わっているのに、自分がただ変わっているという事に気付いていないだけ。実はそうなのかもしれません。
人間は主観的な生き物ですから、見えるのは、主観的な景色だけで、客観的な景色ではありません。
そのように考えると、自分自身に閉じ込められている事こそが、自分自身を変化しないようにしている。実はそういうことかもしれません。
人は自分自身の景色を変えたいわけですが、容易には変わってくれないんです。
客観的には変わっているかもしれないのに、です。
不安や恐れは、自分自身をその場に留め置く力につながっているかもしれません。
周りに任せて身を置けば、自然と変わっていくのに、変わっていく事が怖いがゆえに、自らそこに留まってしまっているのかもしれません。
何の変化もなく、そこにとどまっているのは、実は自分だけ。そして、主観的な自分だけ、なのかもしれません。
人はなかなか大きな視点を持てません。自分から離れた視点を持てません。主観的な生き物ですからしょうがないですが、そうである限り、変わっていく自分には気付けません。
それでつらく、苦しく、退屈さを感じさせます。
いくらでも異なる視点はあります。自分から見える景色はひとつしかないかもしれませんが、視点は実はいくつもあるんです。視点が変われば景色も全然違うものになります。
実際、景色どころか、世界は常に変わっているんです。
自分に閉じ込められ、ただ不安で、恐れでいっぱいで、自分から抜け出せず、ずっと主観的なものの見方を変えられず、むしろ自ら変化を拒んでいるんです。
そうではなく、世界も自分も変化しているんです。焦らなくてもちゃんと変化しているんです。