人間のマインドは、なかなかに頑なで、一度形成されてしまうと、そのマインドを容易に変えられません。
価値観とも言い換えられるでしょうか。気が付いたら自分の中にある価値観が形成されていて、その価値観に基づいて思考して行動しているわけですが、この価値観が頑丈にできているために、容易に思考や行動を変えられないわけです。
それどころか、自分がどんな価値観を持っているのか、分かっていないことが多いわけです。分からないだけでなく、気付いてもいないわけです。
自分の思考様式や行動様式をコントロールしているマインドや価値観に全く気付かずに、思考し行動しているわけです。
ですから、日々、自分で考え、行動しているように見えて、そのシステムを支えるコアがどうなっているか分からないものだから、振り返ってみると、同じような事を繰り返しているのです。
そして、人はよく変わりたいと願っているわけです。変わりたいのは自分自身の事であって、自分自身を変えたいと願っているわけです。
ですが、どう変え、何に変わりたいのか、全く分からないわけです。
分からないから、とにかく変わりたいという願いの下、やっている事を変えたり、居場所を変えたり、仕事を変えたり、人間関係を変えたり、目の前に広がる景色を変えるわけですが、それらを変えても、また同じような状態に戻っているわけです。
ただ自分の外的な要素を変えただけで、自分の内的な要素が変わっていないから、結局本質的には何も変わっていないわけです。
つまり、変えたいと願っているのは自分自身、という事です。
自分自身を変えたいというのは、自分の思考であり、自分の行動であるわけですが、その為には、それらを支える思考様式、そして、行動様式を変える必要があり、さらに突き詰めて考えてみると、真に変えたいのは、それらを形作っているマインドや価値観だという事です。
そして、このマインド、あるいは、価値観は、容易には変わりません。頑ななんです。
そして、自分のマインドがどのようであるか、また、価値観はどのようであるか、それが分からないんです。
確かに、分かろうとしていないですから分かるはずもなく、そして、分かろうとしても容易には分からないわけです。
それでも、時折、自分を支配しているマインドや価値観に気付き、そして、偶然を含めて、マインドや価値観が変わる事があります。
それは劇的な変化を感じる出来事であり、確かな変化が内部で起こります。
人が変わりたいと願うのは、自分を頑なに支配しているマインドであり、価値観であり、これらが変わる事で、大きな変化が感じられるのです。